「眠たい・・・カイト、もう明日にしよーよー・・・」
隣でマスターが、本当に眠そうな声をあげる。
「だめですよ、マスター。これが終わってからですよ」
僕は優しく言うと、マスターは何も言わなかった。そこで、ふと隣を見ると、マスターはテーブルに突っ伏して寝ていた。
「マスター、・・・この後の順番が分からないんですけど」
「んー・・・、その後は、・・・・・・」
続きを言わずに、言葉が止まる。僕は、ため息をつく。
「マスター?」
「・・・むむー、しょうがないなぁ・・・」
そう言って、目をこすりながら身体を起こすマスター。
「本当にごちゃごちゃしてきたよね・・・」
テーブルの上には、大量のルーズリーフ。その全てに、文字を書き込まれている。僕とマスターは、これらを順番通りに並べて、ファイルに片づける作業をしていた。
「そうですね・・・でも、没作品とかはないんですねぇ」
僕が言うと、マスターは首を振った。
「どうしても、諸事情で載せられなかったのがあったよ」
「え?」
「あのー、そのどれもが亜種コラボ小説とか。あっ、確か、執事とアリスのも、何個かあったなー」
「これですか。・・・って、しっかりと作られてますね。これだけは」
僕は言った。
「それが・・・そうだね。どうしても、無理でねー。せっかく書けたけど」
「それ以外は、これまた中途半端ですねー」
「あははw」
笑うマスターを、僕はなんとなく見つめられなくて、大量のルーズリーフが散らばるテーブルを見た。本当に、たくさんあった。どうしたら、こんなに書けるのかと僕は首をひねった。
それから30分もしないうちに、分類してちゃんと順番通りにして、2つのファイルに収めた。
「結果的に、125枚と83枚かぁ・・・」
「でも、これらはごくごく最近のですからね・・・。本当はもっとあるんですよね」
「ノートとかにも書いたのがあるけど、まだまだ山積みとかじゃないよ」
あははと笑うマスター。・・・絶対、十分に山積みだと思う。
「まぁ、それはさておき、今日はありがとね。夜遅くまで付き合わせちゃって」
「いえ、マスターと一緒なら、僕は何時でも付き合いますよ」
さらっと、本音を言う僕。
「そっか・・・」
意味深長に、頷くマスター。
「また、作品いっぱい書いたら、何時でも付き合ってね」
にっこり笑うマスター。その表情を見て、これからもたくさん作品を書く気なのだと、僕は分かった。だから、
「頑張ってくださいね。そしたら、襲ってあげますので」
と、僕もマスターに負けないように、にっこりと笑顔で言った。
「うわー、出たよカイトの本気みたいなもの」
マスターは、苦笑いして言ったのだった。
・・・ちなみに、125枚のファイルにはツッコミし隊、83枚のファイルにはそれ以外の作品が収められている。
作品がごちゃごちゃしてきたので、片付けてみた。 【マスターとカイト】
こんにちは、お久しぶりですもごもご犬ですこんばんは!
・・・2月5日に来るよとか言ったのに、すいません。予定はその2~3日になるまで、分からないので←
今回は、本当に作品を書いたルーズリーフをファイル2つに分けました。だって、ファイル1つにつき容量が120枚とか・・・。そりゃ、200枚近く入れてたわけだから、ぱんぱんになってました。片付けはそんなに時間かからず、すぐに終わりました。
次回も、お楽しみに!^^
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