「終わりを迎える時はいつか来る」
そういつも心に言い聞かせ
次に迎える朝を待っていた
冷えて冷めきっていた
それはとても静かに
佇んでいるんだ
光を見ては後退りを
繰り返していた
その中で揺らぐ影を
縫い合わせている
それがいつまで続くかなんて
まだ誰も知らない
足もとも見えないぼんやりを
両手で探っていた
その問いかけに応えるのは
いったい誰なんだろうか
きっと君だと信じたいよ
まだ幼い手のひらから
溢れ出る歪な光を
このページの中に
しまい込んでみても
なんだかなぁ
虚しいだけな気がするんだ
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