【英雄復活】
A
時が経ち平和な日々 何時までも続いてる
二人の男女は生き互いに年を重ねた
王として生きた男 王女として生きた女
このまま未来も平和である事を願う二人
B
王女には願いがあった ある過去の悲しき出来事
それは秘め事であり隠し事であった
亡くした相手を想い今日まで生きてる
その願いを叶えたい例え不可能であっても
S
昔自由を求めた英雄が存在した
彼が土台を築いた国がこの国である
その意志を受け継いだ者が今の王である
その姿は勇ましく今も尊敬されている
波乱だった時代では考えられない現状
それでも英雄の意志 想いは消える事はない
A
英雄がなくなった時 絶望し泣き崩れ
巫女だった自身の加護 英雄に分け与えた
更に土にいる者に願いを込め続け生きた
力が無くても祈願し今も尚続いている
B
疑いは何処にもなく墓参りしている認識
巫女の内心はただ復活望んでた
禁忌と自覚はしてる それでも闇混ざれば
道徳など意味はない強い願いだけ浮かぶ
S
時を刻んで望めば その時は近付いてた
力衰退していく命すら削れてく
奇跡すら打ち消して復活儀式試行する
その全てを吐き出して既に魂捧げてる
意識薄らいだまま浮かんだ姿は刹那に
悲しい雨降り続く反応してる土の中
C
土の中から目覚めた それは過去の英雄
その姿は変わらず若き日の姿
目の前には女が一人倒れていた
S
今の状況分からず目の前の女を見る
最初誰だか分からず戸惑いを見せていた
年重ねその姿 抱きしめても戻らない
その呼吸も感じない涙溢れる過去の音
発展した街を見る平和な姿が浮かんだ
歩いた その街の中 生きてる実感沸いてくる
<ひらがな仕様>
【えいゆう ふっかつ】
A
ときが たち へいわな ひび いつ までも つづ いてる
ふたりの だんじょは いき たがいに としを かさねた
おうと して いきた おとこ おうじょと して いきた おんな
このまま みらいも へいわで ある ことを ねがう ふたり
B
おうじょ には ねがいが あった ある かこの かなしき できごと
それは ひめ ごとで あり かくし ごとで あった
なくした あいてを おもい こんにち まで いきてる
その ねがいを かなえ たい たとえ ふか のうで あっても
S
むかし じゆうを もとめた えい ゆうが そんざい した
かれが どだいを きずいた くにが この くにで ある
その いしを うけ ついだ ものが いまの おうで ある
その すがたは いさま しく いまも そんけい されて いる
はらん だった じだい では かんがえ られない げんじょう
それでも えい ゆうの いし おもいは きえる ことは ない
A
えいゆ うが なくなった とき ぜつ ぼうし なき くずれ
みこだった じしんの かご えいゆう にわけ あたえた
さらに つち にいる ものに ねがいを こめ つづけ いきた
ちからが なくても きがんし いま もなお つづい ている
B
うたが いは どこにも なく はか まいり している にんしき
みこの ない しんは ただ ふっかつ のぞん でた
きんきと じかくは してる それでも やみ まざれば
どう とくなど いみは ない つよい ねが いだけ うかぶ
S
ときを きざんで のぞめば その ときは ちかづい てた
ちから すいたい していく いのち すら けずれ てく
きせ きすら うち けして ふっかつ ぎしき しこう する
その すべてを はきだ して すでに たましい ささげ てる
いしき うす らいだ まま うかんだ すがたは せつなに
かなしい あめ ふりつ づく はんのう してる つちの なか
C
つちの なかから めざめた それは かこの えいゆう
その すがたは かわらず わかき ひの すがた
めの まえには おんなが ひとり たおれて いた
S
いまの じょうきょう わからず めの まえの おんなを みる
さいしょ だれだか わからず とまど いを みせて いた
とし かさね その すがた だきし めても もどら ない
その こきゅうも かんじ ない なみだ あふれる かこの おと
はってん した まちを みる へいわな すがたが うかんだ
あるいた その まちの なか いきてる じっかん わいて くる
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