幼い頃に約束したよね　「いつまでもずっと一緒だよ」って

高く晴れ渡る秋空に遠く離れてしまったきみを思う
寂しさは澱のように心の隅に燻って
いつになっても忘れることはない

途絶えた手紙　通じないケータイ
あなたは今どこで何をしているのだろうか？

思い出を引っ張り出したらときには涙が零れる
夢に憧れて語り合った日々は色褪せない宝物
交わした約束を忘れることはなく
そっと小指を立ててゆびきりの跡を確かめる

いつか会えるだろう　そんな願望は儚く塵のように風化し
寂寥に慣れていった心は感覚をなくし
惰性で過ごす日常に飲まれる

会えない日々に　約束は薄れて
あなたももうそれを覚えてはいないのだろう

宵闇に背中を向けても思い出すあの約束
忘れようとしてできなかった日々は色褪せて消えてほしい
かけがえのないあの一度きりの約束
そっと小指を立ててゆびきりの跡を確かめる

知らない番号を不審に思いながらケータイを取ったら
面影のある声がそこから聞こえてきたね

思い出が溢れ出してきて滂沱と涙も溢れた
夢にまで見てたきみの声に日々が色彩を取り戻した
交わした約束を忘れることはない
そっと小指を立ててゆびきりの跡を確かめた

幼い頃に約束したから　「いつまでもずっと一緒だよ」って