「ただいまー」
有紗が茶の間に入るため、扉のドアノブに手をかけた瞬間、悲鳴が聞こえた気がする。
「大丈夫!?」
有紗は慌てて扉をあける。
「…あれ?」
確かに、あれはアカイトの悲鳴だった。
「マスター」
「あ、カイト?さっきアカイトの悲鳴が――…」
振り向いた瞬間、カイトに押される。
「っ!?ケホッ」
壁にぶつかる。
「カイトどうしちゃ…っ!!?」
数センチ離れた場所に、アイスピックが刺さる。
「…嘘でしょ」
カイトの片目が赤い。
エラーが発生したのだろう。
「マスターは俺のモノです」
訳の分からない事を言って、アイスピックを…。
「この…バカイト!!何エラー発生してんのよ!」
カイトに回し蹴りを食らわせ、怯んだ隙に結衣が調合した薬を射ち込む。
「っ!?…ぅ…」
カイトはパタンと倒れる。
「ふぅ…。危なかった」
有紗はペタンと湯かに座り込む。
「マスター…?」
「!?…アカイト?どこに居るの?」
微かにだが、アカイトの声が聞こえた。
「…!!ちょ…止血しないと!」
アカイトは腕から血を流しながら、有紗に倒れ込む。
「マスター、手伝いますよ」
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カイトは一週間、あずさの元で検査入院したらしい。
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