とある日曜日の朝

リ「キャアアアア!!」
!!
叫び声がして、声の聞こえたほうに向かう。
レ「ど、どうしたリン!」
リ「リンの服に…血がついてる…!」
ほんとだ、なんだろ、リンの服に血が…ってこれ血じゃないな。
レ「これ、トマトジュースだよww」
え?とリンが俺のほうを向く。
リ「ほんとだ」
レ「誰かのいたずらじゃない?」
リ「そうだね…」
リンがしょんぼりと下を向く かわいいなーリンは。
リ「でもこれじゃあ服着れないよ」
レ「もう1枚あったじゃん」
リ「今洗濯中なんだ…」
レ「そっか」
やばい、さらに空気が重くなったきがする
レ「と、とりあえず朝ご飯食べにいこ」
リ「うん」

 ダイニング((

ミ「あっおはようリンちゃんとレン君」
リ「おはようミク姉」
レ「おはよー」
ミ「あれ? リンちゃん服いつもとちがうね」
リ「うん。なんかトマトジュースついてて」
トマトジュース? とよくわからなそうに首わかしげるミク姉。
それにしても誰がやったんだろ
メ「はーいみんなー席ついて」
とメイコ姉の一言で
一同「いただきまーす」
とおきまりのあいさつ。
が「リン殿~それは大変でござるな」
りん「そーでしょ?朝起きたらいきなり真っ赤でびっくりしたー」
と、となりでがっくんとリンが話してる。あ、がっくんと言うのは本人がそう呼んでくれとのことだ。
服のことか、と俺はため息をついた。


朝食を食べ終えて、テレビを見てると ピッ いきなりチャンネルが変わった。誰だ急に。
レ「誰だよ変えたの」
といって後ろを振り向くとリモコンを持ったカイト兄がいた。俺のことみて満面の笑み、ムカつく。
14歳を相手にからかってそんなにたのしいか、コイツは。
レ「チャンネルもどせよ」
カ「やだー」
うざっ
レ「リモコンかえせっ」
とカイト兄の手からリモコンを取ろうとすると、バシッと大きな音。メイコ姉だ。
メ「バカイト! チャンネル戻しなさい! 」
カ「はい…」
メイコ姉に言われてカイトはテレビのチャンネルを戻す、ザマーみろ!
メ「なんかリンの服にトマトジュースが付いてたみたいだけど、カイト、アンタがやったんじゃない?」
カ「えっとーそれは…」
レ「カイト兄がやったのか?」
カ「えっと…」
メ「正直に話しなさい」
カ「は、はい。実は昨日、リンちゃんに借りた本を返そうと思って…それで、そのときに飲んでたトマトジュースを持ってリンとレンの部屋に行ったんだ」
メ「バカね」
レ「ホントバカイトだな」
カ「それで、部屋に入ったらコケて、トマトジュースがリンちゃんの服にかかっちゃたんだ」
レ「そのままにしていったんだ、リンの服」
まったくカイト兄は、勝手に人の部屋に入るし、ドジだし…なんなんだよ。

カ「ごめんなさい」
メ「私たちに言わないでリンに言いってよカイト」
カ「ハイ。そうします」





リ「ひどいカイト兄!!黙ってたんだ…」
カ「ほんとにごめんねリンちゃん!! 」



そのあとカイト兄はゆるしてもらったとか、もらってないとか。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ボカロ一家の日常 3

ミク「なんでカイト兄はトマトジュースなんか飲んでたの? 」

カイト「えっとね、悪ノ王にあこがれてちょっとやってみたんだ」

ミク「そっか」

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投稿日:2011/04/01 15:41:55

文字数:1,269文字

カテゴリ:小説

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