☆1A
命が尽きる瞬間に
居合わせたことがありますか？
無機質で平坦なvisionは
僅かもrealを伝えない

☆1B
錆び付いた生臭さの色
臓腑をぶち撒ける哭(な)き声
濡れ媚びり付いた分だけ
滲(し)みばかりが増えていく

☆1Ｓ
知識があるから王なのですか？
言葉を持つから王なのですか？
いつの日か不安定な頂点は
逆転するかもしれないとか

理由があるから奪うのですか？
理屈を解くから違(たが)うのですか？
いつの日も不満足な頂上で
暗転する孤島を見ていた


☆2A
命を解く(ほどく)瞬間に
立ち会ったことがありますか？
無自覚で残酷なvisitorは
恰(あたか)もrailを敷くように

☆2B
アナタが吐き出した欠片すら
さっきまで熱を持っていた
偽善欺瞞だというけれど
兎角(とかく)事実は其処にある

☆2Ｓ
知識があるから王なのですか？
言葉を持つから王なのですか？
知らぬ間に不安定な頂点が
反転するのか知りたいとか

理由があるから奪うのですか？
理屈を解くから違うのですか？
無知な好奇心を振りかざして
その癖何も無いことに安堵した


☆C
アナタが笑う裏側で
ダレかが拳を叩きつける
四六時中とは言わないが
その事を知っておきなさい


☆ＬＳ
言葉を持つから王なのですか？
理由があるから奪うのですか？

いつの日か不安定な頂点で
踏みつけられる覚悟はあるのか？