部屋の窓から零れる灯 体起こす午前3時
耳を満たしてく秒針の音と 体をさす冷たい風

街灯の下羽ばたく蝶に
気を撮られて 目も冴えて
机の上の冷めたコーヒーに そっと手のばす

ざわついてる 心の隙間
目を閉じても 眠れもせずに
ふとしたとき あなたが浮かぶ
今でも

未だ慣れない シングルベッド
残した枕 あなたが香るの
滲んだ想い 夜を駆けてく
あの日とおなじ声と 

あなたの腕で もう一度だけ
かじかんだ肌 あたためて
あなたがくれた アロマの匂い
変えられない 今でも
覚えていたくて

2番
 
部屋の窓から溢れる雫 柔らかい雨濡らす鼓膜
耳を満たしてく心臓の音と 喉の底よどむ言葉


あなたが弾いてた ピアノの音と 
夏夜を泳ぐ 黒い雲に
心の隙間を埋めるように そっと手のばす

思い出さえ 色が抜けてって  
流る夏に ただ身をまかせ
夏の夢に あなたを描く
いまでも

遠く落ちてく 私の意識
深海の中 言葉も忘れて 
零れた涙 夏を駆けてく
変わらない日々の中で

あなたの声で もう一度だけ
壊れた心 抱きしめて
ノートに綴る 君への憧憬
おさまらない 今でも

感じていたくて

眠れない言葉も出ない
茜色空に滲んで
今日もまた夜が明ける
あの夏に溺れて

明け方の空 寝ぼけ眼で
網膜の中 雲をつかむように
結んだ像が 空を駆けてく
一度だけ夢を見せて
 
あなたの側で もう一度だけ
確かな鼓動 

感じたい
戻れない恋 あの夏に咲いて
変わらないよ 今でも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夜霞

歌詞です

閲覧数:1,982

投稿日:2020/08/20 02:41:09

文字数:646文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました