赤い空 雲が焼けていく
崩れていくこの世界で
叫び声は もう 上がらない
小鳥たちは 絶望に染まる空を飛ぶ
獣たちは 漆黒に落ちる大地を歩く

声も出ず 歩き続ける
ひきずる足は さらに重さを増す
傾いた大木も 流れる川も
すべてが赤く染められて
愛しい人を抱きしめていた私の体も
赤く 赤く
内側からにじむこの感情は何色?
もう何も見えない 感じない
わずかに残る私の聴覚が 世界の断末魔をとらえた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

赤 -終焉-

「色」をテーマに想像して書いてみました。
一応シリーズのような感じですが,世界観はバラバラです。

「夕日で真っ赤に染まった世界」からどんどんと病んだ方向に行ってしまいました。
終わりは赤く,悲しみに満ちて美しい…という感じでしょうか。

閲覧数:69

投稿日:2009/06/17 23:56:58

文字数:201文字

カテゴリ:歌詞

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