今日は記念日。
人にとっては一生で一度の記念日。
心響は、違う。
年に一度くる記念日で、一生祝われることのない記念日。
味わえないけれど。
「乾杯」
無糖の炭酸水をグラスに入れ、シャンパンに見立ててみた。
グラスの中で沢山の泡が上に上がっていく。
それを見ながら思う。
こういう時、賑やかな歌が似合うだろうが
心響自身には何が歌えるか。
「分からないかも」
すぐには分からず、炭酸水を一口飲んだ。
だけど歌いたい。
それだけの心が心響を動かした。
即興だが、心響の声があたりに響いた。

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乾杯だから、ね

kokone小説です

成人式の日記念作品です

閲覧数:39

投稿日:2025/01/13 23:57:12

文字数:242文字

カテゴリ:小説

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