記憶という名の縋り付いてしまう藁
木陰に隠れてしまった僕らの感情
自分のしていることに気づいていても
何かが勝手に体を動かすんだ
まっさらな空洞によぎるノイズ
不透明な鏡に写る私
見えなくなってしまったものを見ようとして誰もいない部屋を見渡す
存在しないはずの思い出を探そうとして
知るはずない部屋を開ける
鎖に縛られてた表情筋が何かに動かされようとしている
過去という名の思いがけないような罠
答えに惑ってしまった僕らの行動
アルバムの1ページ目が何だろうと
知らないフリして生きていたみたい
真っ白なキャンバスに滴る色水
見えない傷跡が抉られてる
どこかで失ってしまったものを得ようとして
似たような目の君を見る
交わればここにいられるんじゃないかって
甘えていた君の隣
この地に縛られてた寂寥感が何かを呼び起こそうとしていた
こんなの人じゃないよ もうやめたいよ
こんなの嘘でしょう
私はレプリカント?
見えなくなってしまったものを見ようとして誰もいない部屋を見渡す
存在しないはずの思い出を探そうとして
知るはずない部屋を開ける
鎖に縛られてたあの記憶が「私」たる理由の一つになる
鎖に縛られてたこの記憶が「私」として生きる意味に変わる
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