友達と来たカフェ　
そこはあなたと初デートで来たね

水族館、喫茶店、映画館、公園
どこを回ってもあなたが浮かぶ

あなたで染められたこの街じゃ
忘れる事もできないじゃないの

君とは結婚できないから別れたい
なんて、私の何がいけなかったの

君はまだ若いから
この先素敵な出会いがあるよ
なんて

私はあなたが良かったわ
頼りないって思われたのかな

ちょっと焦げた餃子
一緒懸命作ってる
君が可愛いよ
なんて言ってくれたのに

あれは嘘ですか？
本当はコロッケさっと揚げちゃう
ような女が好きだった？

君が話すビジネス、投資
凄い〜なんて聞いていたら
嬉しそうにしてたのに

大手で働くバリキャリ女子
みたいに私がなってたら
違ったのかな

私があと６つ早く生まれてたら
あなたと同級生だったのにね

妹みたい、なんて
その言葉が本当なら
きっと甘えすぎていたのね

あなたが読んでた実用書
私も読んでみれば良かったわ

子ども時代にハマっていたゲーム
同じものをやっていたら
良かったのに

さよなら、大好きな人
クリスマスソングが鳴る
街を出る