僅かに零れた色
生まれた境界線
滲んで広がる穴
交わりなくなった

無気力さを憂いては
何も変わることはなく
傷つけては誤魔化した
繰り返す声

アネモネ 愛しておくれ
何もできやしないけど
アネモネ 綺麗な君に
罪などあるはずもない
アネモネ 許しておくれ
傷つけたくはなかった
アネモネ 奪われた君
女神は嘆き悲しむ

過ちは帰ってこない
取り縋る過去なら消えた
塞ぎ行く心の中と
空白に咲く花アネモネ

取り繕った嘘這い出る真実
創られた無実犠牲の上に

限りある自由と有り余る命
退屈な時間を埋め尽くす塵

アネモネ 笑顔が似合う
素敵な君だったけど
アネモネ 明日になれば
美しい花に変えて
アネモネ 赤く染め行く
この地に流す涙を
アネモネ 消し去ってくれ
悲しみに暮れた心

燃え盛る炎の中に
降り積もる叫びは消えた
塞ぎ行く心の中と空白に咲く花アネモネ

巡る季節 運ぶ風
過去に生きた者たちの
物語が紡ぎ出すエンドロールさ

アネモネ 愛してくれた
言葉にできないけれど
アネモネ 偽りはない
嘘も真実に変わる
アネモネ そんな時代さ
周りは蜂の巣だらけ
アネモネ 最後に送る
涙が花に変われば

赤く染まる森の中に
降り積もる叫びは消えた
塞ぎ行く心の中と空白に咲く花アネモネ

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【ONE】Anemone【オリジナル】

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投稿日:2017/11/17 04:38:47

文字数:548文字

カテゴリ:歌詞

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