分かってんだよ もうさ
どう足掻いても どうせ
泣くほど惜しんでも絶対
戻れやしないことなんて
分かってんだよ いっそ
あの日に帰れたらなんて
なんど悔やんでもそんな
現実になりはしないこと

降りた船 潮の香り
朝まで飲み明かした宴
馬鹿笑い あっははは
響いてた艦内 嘘みたいだ
どこに行ってもいた仲間
明日は何しようか
拡げた帆をたたむ日が
こんなにあっさり来るなんて

ねえ 色々あったよな
なあ 全部は語りあかせないな
楽しいだけじゃなかったが
悲しいばかりでもなかった
響く船長の馬鹿笑い
舵引く船員 肩並べた航海
終わるときはあっという間で
後悔する暇もなくて
ずっと続けばいいと思ってた
この気持ち 嘘じゃなかった



分かってんだよ もうさ
座礁してたんだ ずっとさ
見てみぬふり続けてきたけど
あの日には戻れやしないんだ
気づいてたんだよ けどさ
仲間が踏んばっている姿
見てたらやっぱり僕だってさ
頑張りたいと思えたんだよ

降りた大地 冬が来ていた
最後の船員は僕だった
錨を下ろしたままの船
ずいぶん汚れちまったな
仲間の笑い声 あっははは
潮風に乗って来る幻
繋いだ絆は嘘じゃないよな
破れた旗だけが風に揺れて

ねえ 色々あったよな
なあ 全部は語りあかせないな
楽しいだけじゃなかったが
悲しいばかりでもなかった
いつまでも続く夢みたいな
馬鹿騒ぎの船旅を
叫んだヨーソロー 面舵いっぱい
宇宙 北極 どこまでも
一緒に駆け抜けて行ける気がした
この仲間で本当に良かった


なあ 離れた場所でうまくやって
どうか幸せな噂を聞かせてくれよ
たまには手紙でもほしいが
きっと嘘でも「元気だよ」って
僕もお前も強がるんだろうな

響く船長の馬鹿笑い
舵引く船員 肩並べた航海
なあ明日は何しようか
どんな楽しいことをしてみようか
当たり前に過ごしてた日々が
奇跡だったなんて知りたくなかった


叫んだヨーソロー 面舵いっぱい
みんなの笑い声 あっははは
遠くに響く あの日の夢に
またねとせめて笑って手を振った

みんなの顔が滲んで消えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ヨーソロー

終わるときはいつも寂しい。
取り戻せない後悔ばかり。

終わりは新しい始まりだって、嘘でもいいから言っておくれよ。

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投稿日:2022/11/16 21:18:14

文字数:885文字

カテゴリ:歌詞

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