カイミク(ミクカイ?)です。
ご注意ください。
チュン、チチチ……
「ん……」
鳥の声とカーテンの隙間から洩れてくる光の眩しさに、私は目を覚ました。
寝ぼけている目をコシコシ擦りながら窓まで行ってカーテンを開ける。
「うわぁ」
眩しいと思ったら今日は快晴!!雲ひとつない青空が広がっていた。
「すごい、いいお天気!……お兄ちゃんの色だぁ」
カイトお兄ちゃんは私の自慢のお兄ちゃん。青い髪に青い瞳でとってもキレイ!
歌がすごく上手くて、優しくて、かっこよくて、大好きなたった一人のお兄ちゃん。
「……よし。決めた!!」
今日はお兄ちゃんとお出かけしよう。うん。お兄ちゃん、今日はなんにも予定ないかな?一緒に遊んでくれるかな?あぁっ服は何着よう。えへへぇ。
お兄ちゃんとお出かけって考えただけでドキドキして顔がニヤけてくる。もしかしたら今日は都合が悪くて遊んでもらえないかもしれないのに、そんなことは考えない。
急いで着替えて支度をし、私は部屋から飛び出した。
リビングに行くと、お兄ちゃんはいつものように幸せそうな顔をしてアイスを口に運んでいた。
私はそんなお兄ちゃんに後ろから思いっきり抱きつく。
「おにーちゃーん。おはよー」
「ぐぇっ」
ん?変な声?
あ。勢い余って思いっきり首絞めちゃった。ごめん、お兄ちゃん。
「ケホッ……み、ミク。おはよう。朝から元気だね」
「うん。ねぇねぇ、お兄ちゃん。今日忙しい?」
私の言葉にお兄ちゃんはアイスを食べてたスプーンを口にくわえたまま、「うーん」と少し首をかしげた。
あぁ、そんなちょっと間の抜けた仕草もとてもかわいいわ、お兄ちゃん。
「今日は特にレコーディングもないし、何もなかったと思うけど…」
やた!!誘わなきゃ!
「じ、じゃあ、き、今日は、あの、その…」
あ、あれれ?何だろう。なんだか急に、上手く言葉が出てこない。
「??」
お兄ちゃんがきょとんとした顔で傾げた首を更に傾けていた。
どうしたの、私!お兄ちゃんが変に思っちゃうよ。『一緒にお出かけしよう』ってただそれだけじゃないの。
「あ、あのね、き、今日、わ、わたしと…」
さぁ言え!ちゃんと言いなさい、私!!
「わ、私とい、一緒に…」
必死にそこまで言葉を紡ぎ出した時、お兄ちゃんは「あぁ」と何かに気付いたように、にっこりと、満面の笑顔を私に向けた。
「今日は天気が良いから、どこか出かけようか?もちろん、ミクがよければ」
「う、うん!行く!!」
思いっきり勢いよく首を縦にふった私の頭をお兄ちゃんはにこにこしながら撫でてくれた。
えへへ。
優しい優しいお兄ちゃん。
気づいてくれたことが嬉しくて。私は顔の形が変わってるんじゃないかって思うくらい顔をくしゃくしゃにして、お兄ちゃんに笑いかけた。
「お兄ちゃん、大好き!!」
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