青く見えたこの土地の空は、何食わぬ顔で僕を見ている
蒼が揺れた、時計の針はいつも君を指してる
道を抜けた先にあるホーム、跨線橋、列車は毎時一本
気の抜ける様な時がいつも、ここで僕を待ってる
遠く澄んだ僕らの日常が
確かな傷を纏って、有り余る日々を裂いて
届く様な生温い温度が
列車を降りた途端に、鼻先を通り過ぎて行った
町が見えた、熱を持つ身体が泣き叫ぶ日差し、喚く蝉の声
列車を見送った時刻表通り、鼠が逃げていく
飛び込んで見えた残響
思い出すのは君の愛嬌
懐かしいあの店も廃墟
何やってんだって妄想
夏の匂い吸い込むほど
歩く先が愛しくなるよ
今更繕う古傷に絆創膏
今、燻んだ僕らの日常が
目の前にあるのだって、なんだか違う気がして
笑え僕を、何も知らないまま
この町を歩いていた、静寂が煩かったんだ
遠く澄んだ僕らの日常が
確かな傷を纏って、有り余る日々を裂いて
届く様な生温い温度が
扉を開けた途端に、鼻先を通り過ぎた
唱えようか僕らの合言葉
秘密基地で集合って、いつの日かの約束を
叶えようか、片手には紫苑を
時計の針は六時、いつかまた会いに来るから
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