「雪…」
真っ白な光の粒を手の上に乗せてみる。その粒は呆気なくとけていってしまった。
もう雪が降る時期なんだと周りを見渡した。
周りにはやはりクリスマスで賑わう子供連れやカップルが雪にはしゃいでいた。
「クオ、元気かな…」
長い階段を昇る。
その先には愛しいあの人がいる――
「はぁはぁ…クオ…!!」
ハズだった。
しかし、誰もいない。
「…クオ…?どこ?」
何もない部屋。
なのに辛さと苦しさがこだまする。
「もう…いない…んだ…」
耳にイヤホンをつけた。
「どこにいるの…?愛してた…いや、愛してるのに…」
辛い。切ない。寂しい。苦しい。泣きたい。
外に出た。
相変わらず雪が降っている。
「あ…」
道端に可愛らしい水色の花を見つけた。
「ふっ、クオみたい…」
そしてその花に言った。
『幸せになれ。』
fin.
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そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
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kurogaki
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ご意見・ご感想
檸檬飴
ご意見・ご感想
20分って…スゴいな!!
なんて切ないんだ(;_;)
短時間のクオリティーにビックリ☆
2011/04/23 13:42:41
魔熊
ご意見・ご感想
ナニコレ…切ない。
20分で書けるとか…羨ましいほどの文才。 いやぁ、すごいよ!
2011/04/23 13:42:23