[A]
錆びついた罪 その身に纏い
少女は赤を駆け抜ける
それは無情か情け知らずか
冷たい駆逐(くちく)身に染みて

[B]
於上不葺御門(うえふかずのみかど)は見下して
「夜は長い、長いよ童(わらべ)」
三足(みあし)のカラス 大いに笑う

[S]
廻(まわ)る廻(めぐ)る無慈悲な螺旋
木々の羅列 影を揺らす
数多の神 象(かたど)る大蛇(おろち)
「汝,何度 繰り返すか」
鉄の涙 こぼれ落ちた


[2A]
息絶えた寇(あだ) その身に抱え
少女は赤を駆け抜ける
それは無情か情け知らずか
千切れた空が流れゆく

[2B]
於上不葺御門(うえふかずのみかど)は見下して
「夜は長い、長いよ赤子」
赤目のキツネ 大いに笑う

[2S]
廻(まわ)る廻(めぐ)る無慈悲な月日
枯木(こき)の羅列 嘲笑うわ
不信の神 象(かたど)る閻魔(えんま)
「汝,何度 繰り返すか」
魂(まな)の欠片 涙となりて


[C]
繰り返す 命の終焉
忘れられた 死の陽炎
触れられぬ 言の葉の穢れ
一人,駆け回る


[3S]
廻(まわ)る廻(めぐ)る無慈悲な石路(せきじ)
木々の羅列 影を揺らす
数多の神 象(かたど)る大蛇(おろち)
「汝,何度 繰り返すか」
鉄の涙 こぼれ落ちた

[4S]
忘れられた千年の時
魂(まな)の形 醜き事
八百万(やおよろず)の神々笑う
「汝はもう,戻れないぞ」
永久(とわ)に駆ける 赤色の四肢

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

鬼子回生(改良中)

テーマ『戻れない少女』

どれだけ時をやり直しても、彼女の運命は変わらない。
そして千年の時は、彼女の姿さえ―――


昔物語みたいなイメージで。

閲覧数:132

投稿日:2012/04/01 11:14:46

文字数:611文字

カテゴリ:歌詞

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