ずっと一緒にいれたら、なんて
思ってしまうの。

でももし離れてしまっても
また巡り逢える気がするの。

ねぇがくぽ、
恥ずかしくてこんなこと
面と向かっては聞けないけど、

アナタは運命って信じますか?




「ルカー、俺のヘアゴム知らない?」
「知らないわょ、洗面台は?」
「うーん・・見てくる―。」
ここ3日間、ろくに眠れていない。
今ミク達はマスターと旅行中。
私とがくぽはまだ練習中のデュエ曲があるので
お留守番ということになった。

つい先日自分の気持ちに気がついた。

私はがくぽがスキなのだ。

あんな奴のどこがいいのか
自分でも理解できない。
でもミクに相談したところ、
胸が苦しくなったり
一緒にいて心地良いと感じるのは
スキだからなんじゃないかと言われた。

私はその意見を否定はできなかった。
こんな気持ちになるのはがくぽだけだし、
がくぽと話していると、なんか照れてしまう。

でも照れ隠しで
キツイ言葉を発してしまう。
だからがくぽは私のことはスキじゃないだろう。

嫌いまではいかなくても
きっとあまり好いてはいないと思う。

でも、それでも優しく接してくれる。
だから期待してしまう。
そう考えると
胸がきつく締めつけられた。

「流石ルカ!洗面台にあったょー。」
「この間もないって言って洗面台にあったじゃない。
 まず最初にそこを探すでしょ、普通。」
あぁ、また可愛くない言葉。
「そーだね、ごめん」
違う、謝らないで。
なんでいつも私
「・・素直に、なれないの。」
「え?」
「へ・・?・・!//」
私今、心の声が!!
「ち、違う!なんでもない!!」
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!!
なんでこんな恥ずかしい思いしなきゃいけないのよ!
とりあえず逃げたい!

「ルカ待って! それどういう意味!?」
聞かないでぇぇえッ!
「・・言えない。」
「そっか・・じゃあ、俺の相談のってくれる?」
「・・す、少しね。」
いやあ!何言ってんの!?早く消えたい!
恥ずかしくてがくぽの顔見れない!
「俺、よくわかんないけど
 ・・スキな人がいるんだ。」
「は?」
「・・だから、スキな人がいんの」
意味がわかんない。
いっきに心の中に黒いモノが広がる。

「その子ね、スタイルがよくて・・」

聞きたくない。

「顔もなかなか可愛くて・・」

聞きたくない。

「なかなか歌も上手くて・・」
「聞きたくないッ!!」

「・・素直じゃなくてね・・」
「聞きたくないって・・言ってるじゃない・・」
「ツンデレだけど、本当はすっごく優しいんだ」
「・・ふーん・・・。」
「誰だかわかる?」
「わかんないわょ。興味もないわ。」
「・・ルカ。」
「・・・ぇ?」
「ルカが・・スキなんだ。」
よく状況を理解できない。

「嘘・・。」
「嘘じゃない、ルカがスキだょ。」
なんてゆーか・・
「なんか、ベタってゆうか
 くさすぎない?」
「カッコよく告白は決めたいじゃん?ww」
「馬鹿じゃないの?w」
「・・ルカ、返事聞かせて?」

「・・私、がくぽが大好き。」


ねぇ、やっぱり今なら聞ける気がするから
ちゃんと答えてね。

「・・がくぽは、運命って信じる?」

「ルカとの運命なら、俺は信じてる。」



あとでアナタのスキなとこ話すから
今はこのまま抱き締めていて。































ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【がくルカ小説】Destiny

がくルカです。

初小説なので
あたたかい目で見てくださると嬉しいです^^;

閲覧数:2,314

投稿日:2011/09/21 11:05:13

文字数:1,428文字

カテゴリ:小説

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました