たとえばの話 もし僕が
こんなんじゃなかったら
きっと君は世話を焼いてくれたり
しなかっただろうに
喧嘩もしたし 笑い合った
あの日の本物と思っていたものは
なんだったのかな
分からないや
揺れる世界の隙間の
盤上の言葉
「僕のせい」って思っていた
ずっとそうだと信じたかった
そうじゃなきゃ言い訳ができないから
「僕のせい」って笑っていた
傷は深ければ深いほど
折り合いがつくから
たとえばの話 もし君と
出会っていなかったら
きっとずっと関わらないままで
過ごしていただろうに
幼馴染ってそんな要素
もしも持ち合わせていなかったとしたら
会っていても
関わったのかな
揺れる世界の隙間の
盤上の言葉
「僕のせい」って分かっていた
この世に生まれ堕ちたことが
罪になってしまっていることを
心のどこか信じていた
傷は深ければ深いほど
僕が救われるから
こんなに会いたいと思ってしまう気持ち
ダラダラと先延ばしにした決定
こんなんじゃダメだと
知っているはずだったのに
ヘタレな俺の足が動いてくれない
「僕のせい」って思っていた
ずっとそうだと信じたかった
そうじゃなきゃ言い訳ができないから
「そうじゃない」って君が笑う
その笑顔には救われてきたけど
今回は許して
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