なぜか眩しいのと、熱いので目が覚めた。
・・・寝ちゃったんだ………。
パチパチという音がする。
周りを見回してみると炎が出て真っ赤になっていた。
「あ……あっ、い…………いやぁぁぁあああ!!!」
怖い、何が起こっているの?お父様、お母様、助けて………。
とにかく両親の部屋に向かって走った。
裏口の前あたりにミクがいた。
「ミクッ、ミクッ!?」
なぜ真っ赤に染まっているの?
なぜ答えてくれないの?
なぜ、動かないの?
「っ………あぁぁぁあああ!!!」
なんで!?なんでこんな目にあわなきゃいけないの?
ただ、ただ、大声で叫んだ。
気付いたら、お父様とお母様が来てくれていた。
「お父様っ、お母様っ、なっ……何が起こっているの!?」
「よく分かっていないんだ。とりあえずここは危険だ。リンは先に逃げてなさい。」
「で、でもっ、お父様とお母様はどうするの!?」
「お母様達にはやらなきゃいけないことがあるの。だから、先に逃げてて?」
「でもっ!」
「リン、人を恨んだりするのって悲しいことね…。だから、リンは絶対に誰のことも恨んじゃだめよ?わかった?」
「う、うん・・・」
「いい子ね…。それじゃ、急いで逃げるのよ。」
そう言われ裏口に押し込まれる。最後に見たのは、お父様とお母様が真っ赤に染まっていく姿だった。
「う………っ………ひっく………………」
さんざん泣いて逃げてきたけど、燃えているのはお城だけじゃなかった。街全体が燃えていた。
この日から赤が大嫌いになった。赤だけじゃない。白も黄色も青もピンクも…。明るい色は全部嫌いになった。
いく場所もない。
そんなとき一人のおじさんに話しかけられた。
「おや、生存者がまだいたのか。お前、うちの子にならないか?どうせ行くあてもないんだろう?」
普通に考えて怪しい。でも、そのおじさんについていくことにした。小さい子が一人で生きることなんてできないから………。
おじさんについていって、着いた町は隣の町だった。
家に入れてもらい、そのおじさんの子供として生きることになった。
おじさんを“お父さん”と呼ぶことになった。
お父さんはけっこう高い階級の人だったから、毎日、家庭教師が来て勉強、勉強が終わったかと思えば舞踏会に向けてダンスのレッスンが始まる。
疲れたけど、舞踏会にいけば元婚約者である彼に会えるじゃないかと思ってた。
その彼に会うことがどれほど大変な事かなんて、考えもしなかった。
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