刺さる日差しが痛いし欠伸をして
賑わう人集りを蹴散らすように
過って行く 昨日から寝ていないままだ
熱り立って不満で満ちた視界を
遠巻きに逃げる人を気にすらせずに
いつも通り挨拶をくれる君がまたいる

いつまで経っても目も合わせられず
淡い恋だとか思っても何か違うな
しかし顔に好きと書いてあるとか
構わないよって全然釈然としない

横を眺め睨んで馬鹿みたいと呟いて
あんまりイイ気しないだろうと
気分を振り撒いて
吹っ切れないのは何故と自分に問い質して
あいつのせいに決まっている

どんな風にしていれば良いのか解らずに
少しだけ取り乱してしまって変に思った
こんなの続けられないと感情的になって
とにかく態度を正して出直そう


在り来たりな日々 退屈しのぎばかり
いつもの風景にすっかり和みきって
何度も暇してお互いに馴染んでいる

大して何も起きない毎日に打開策を探す
何をするつもりもないままで
いつの間にか二人で喫茶店に寄って
笑っていた

いつかきっと無駄だったと
言ってしまうような瞬間に焦点合わせて
けれどあっけらかんと大事にすらせずに
当たり前に時が過ぎて一緒に歩いて帰る

何だって不器用なすれ違いを繰り返して
空回りばかりで言葉も出ず後を見送った
歳を取ったらもっとどうにかなるかって
何でそうなるのか不思議だ

またいつもの二人のまま変わらないで
むしゃくしゃしながら
そこらの路傍の石を蹴った
素直に伝えらない気持をまた持て余して
明日に希望を抱いている

どうにか話を進めたいのに裏目ばかり
ちょっとはどうにかしてよって
神様にぼやいた
喧嘩しない程仲は悪くなるのかって
何だか突飛で間抜けだ

上手く伝えられない葛藤にこんがらがって
好きだけど傷付くのが嫌で素直じゃない
馬鹿みたいに地面を蹴って走り出した
太陽の下でじゃれるだけで済ませないで
憮然に日が暮れ気持が少し翳る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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親しくなっても素直になれない

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投稿日:2024/09/24 23:10:08

文字数:803文字

カテゴリ:歌詞

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