視線を移すその先に
私は何かを感じた
この世界にはないのだから
あるのは人を満たすものだけ

私は幸せです
右手で対象物を遮り
飛び込んできたのはただ1つだけ
真っ新な恐怖だ

伸ばした右手が痺れた
指先がチラつく
困ったように私の眼は動かずにぼやけてた

何もないこの場所で
たくさんの言葉が飛んでいるよ
離ればなれぶつかってまた離れて

死にたいと呟き
生きたくないと声を漏らす
体の中を駆け巡って
心と心臓に滑り込む

拡散もできずに
空気中にすら伝わらない
私には1つだけ確信が持てた
似合ってないんだ

何に興味を持ち
何が好みか分からない
生きている事の意味とは
見出せなくなったのが私

姿を見た時に
あまりにも醜い私の顔
映る姿に嫌気がさして
右目を隠した

隠しながら人を見た
覗き込むように街を見た
子供みたいにはしゃぐ
球形だけが取り柄なんだ

私の光だけ
いつもあらぬ方へ
定まらない受け取れない伝達ミスなのかな?

空間が私だけ
だとしたらどんなに幸せなの?
全てが無意味になって残った方で答えを解かなくちゃ

上下左右に思いが
揺れて行き場を無くしたのなら
12月の午前0時
野良猫のように彷徨うだけ

全てを失くした時に
真実が全身を凍らせる
名前も姿、形もないのだけどそこにある

気を抜いたら風に乗って
どこまでも飛んでいく
この両目で見なくちゃいけない
私やっぱり似合ってないんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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私はまだ息をしていた

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投稿日:2022/02/07 12:58:18

文字数:608文字

カテゴリ:歌詞

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