1A
村外れの小さなボロい家
その家に誰も人が住んでいるとは思わない
だがしかし、たった1人
光も無い中に
蒼き髪の乙女が住んでいる

1B
綺麗な髪を持つ
彼女は何故ココに住んでいるのか
美しくも廃退的な
虚ろに濁る蒼き双眸は
何を見つめているのか

1S
ココから見える、青い御屋敷
あそこが私の生家
生母は父に殺されて
義母も次々に殺された
ねぇ、お父様 「何故、私を捨てたの」

2A
青い御屋敷を目指している
私が誰かなんて誰も知らないだろうけど
たった1人、歩き続ける
もう一度愛して欲しい
青き髭のお父様に...

2B
綺麗な髪を持つ
彼女は何故ココに来たのだろうか
香しくも消極的な
風に揺らめく蒼き肢体は
何を求めているのか

2S
ココから見える、御屋敷の中
繰り広げられた惨劇
父は人々に殺されて
新たな義母も父を殺した
ねぇ、お父様 「もう、逢えないのね」

C
青髭と恐れられたお父様の
やった事は許される行為ではない
だけど、お義母様 あなたの
その行為も許される行為ではない
お父様を殺して、悠々と暮らすアナタ
分かってないわね
まだ、私がいる事を...

3S
ココから始まる喜劇 そう
主役は私 アナタじゃない
お父様を殺したくせに
アナタが生きて良いわけは無い
ねぇ、お父様 「後は、私に任せて」

蒼き髪の乙女は血に濡れた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

蒼き髪の乙女

青髭の物語をベースとした、青髭の娘の物語です
原作には出て来ない、オリジナルの乙女です
話の内容も違う所がありますが、創作ですので悪しからず

「青髭」グリム童話
ある金持ちの男は、青い髭を生やしたその風貌から「青髭」と呼ばれ、恐れられていた。
また、青髭は、これまで何度も結婚しながら、その妻たちは、ことごとく行方不明になっていた。
青髭は、ある兄妹の美人の姉妹に求婚し、紆余曲折の末、妹と結婚することになった。
結婚してしばらく経ったあるとき、青髭は、しばらくの間、外出することになったため、新妻に鍵束を渡し、「どこにでも入っていいが、この鍵束の中の小さな鍵の小部屋にだけは絶対に入ってはいけない」と言いつけて外出していった。
しかし、新妻は好奇心の誘惑に負け、「小さなの鍵の小部屋」を開けてしまい、小部屋の中に青髭の先妻の死体を見つけた。
新妻は、小部屋の中に青髭の先妻の死体を見つけた驚きで小さな鍵を血だまりに落としてしまい、すぐに小さな鍵を拾い上げたものの、魔法のかかった鍵に付いた血は、拭いても洗っても落とすことができなかった。
新妻が鍵を落としたその日の晩、外出から戻った青髭は新妻から預けた鍵束を受け取るが、立入禁止とした小部屋の小さな鍵が無かったことから、これを咎め、持ってこさせたものの、血の付いた小さな鍵を見て青髭は新妻が何をしたかを悟った。
青髭に「小さな鍵の小部屋」を開けたことを咎められて殺害されそうになった新妻は、訪問の約束をしていた兄をあてにし、最後の祈りの時間と称して引き延ばしを図ったものの最期の瞬間が訪れようとしていた。
しかし、まさに新妻が殺害されようとした瞬間、間一髪で駆けつけた竜騎兵と近衛騎兵の新妻の兄2人によって青髭は倒された。
青髭には一人の跡継ぎもいなかったことから、新妻は青髭の遺産を全部手に入れて金持ちになり、その財産の一部を兄2人と姉のために使った。
参照:Wikipedia

閲覧数:136

投稿日:2012/10/25 15:52:21

文字数:581文字

カテゴリ:歌詞

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