下着姿で徘徊しようが
怒る誰かもいないし
咥えタバコで厭世気取って
夕飯用にと湯を沸かした
世間では記念日が乱立
箱の中が騒がしい
今日も平成最後のなんとからしいが
祭りごとは僕を嫌っている

人間って何年生で
卒業できるものなのかな
周りのみんなはどんどんどんどん
経験値をあげて
幸せってそれぞれだからって
幸せな奴の台詞だ
とりあえずそれぞれの幸せ
体験してみたいもんだ

愛してほしかったんだ
片目の取れたぬいぐるみ
愛してほしかったんだ
飽きて忘れ去られた家庭菜園 枯れた花
愛してほしかったんだ
灰皿にされた潰れた空き缶
僕が僕を形作る全てを
愛してほしかったんだ


休みの日だからって
別に会いたい誰かもいないし
流し見したワイドショーでは
女優が子供を産んだらしい
めでたいなと他人事
お幸せにと麺を啜る
平成最後の1月が終わるが
どうせ来年は来年で祝っているんだろ

人生の流れが早すぎて
泳げないまま沈んでった
周りのみんなはどんどんどんどん
向こう岸に辿り着いて
早くこっちにおいでよって
息をするのも精一杯だ
もがいてどうにか浮いてみたが
サボってるように見えたのかい

愛してほしかったんだ
ほつれて着られなくなった一張羅
愛してほしかったんだ
積み重ねた求人誌 折れた角
愛してほしかったんだ
ひび割れたケータイ 砂嵐
僕が僕を形作る全てを
愛してほしかったんだ


明けない夜はないとか
止まない雨はないとか
そんな言葉に意味があるのかい
そちらの世界は随分優しそうだ
変わればいいと変わらないまま
うまく生きられた奴らが笑う


愛してほしかったんだ

愛してほしかったんだ

愛してほしかったんだ

愛してほしかったんだ

それでもいいよと
言ってほしかったんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

四畳半の片隅で

虚しさを込めて書きました。
生きてるだけで精一杯。

閲覧数:235

投稿日:2019/01/17 18:13:13

文字数:749文字

カテゴリ:歌詞

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