私にはわからないことばかりだった
君の目に映るもの全てが真実(ほんとう)
だって思っていた
小さい私の手を引いて前を歩く君の背中が
大好きで恥ずかしくてその影に紛れて
いつも後ろを歩いていた
何もない寂れた駅
雨に濡れる地面は私に似ていた
君が笑うだけでよかった
私がいる意味があるって
言ってくれたような気がしたんだよ
君が笑うだけでよかった
他には何もいらない
ただふたりで手を繋いで眠りたかった
神様、叶わないことばっか
この世には多すぎませんか?
どうして、誰かを傷つけなければ
生きていけないの?
上手く出来ないのは私が出来損ないだから?
君が笑うだけでよかった
私がいる意味があるって
言ってくれたような気がしたんだよ
君が笑うだけでよかった
他には何もいらない
ただふたりで手を繋いで眠りたかった
ただふたりでずっと一緒にいたかったの
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