歩道橋から飛び降りて
羽の具合を確かめた
踏み外した人生を
手繰りよせるのは
もう無理だ

僕の背中にはどうやら
骨と肉しかなかったようで
叩きつけられた地面に
顔が半分沈んでいった

醜い僕の中身も
やっぱり醜かったみたいで
道行く人は悲鳴をあげて
指をさして遠ざかる

雨に濡れて赤い河が
下水道へと流れていく
僕がここにいた証なんて
あっという間に消え去って

歩道橋から飛び降りて
羽の具合を確かめた
何処かで飛べると信じながら
何処かで死ねると知りながら

踏み外した人生を
手繰りよせるのは
もう無理だ
薄笑いを浮かべて僕は
確かに一瞬空に浮かんで

真っ逆さまに落ちていった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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天使が落ちる

え、残酷描写?なにそれ?←

子供は天使だとはよく言いますが子供が天使じゃなくなるのはいつからなんでしょうね。
ヒーローのように飛べると信じてそれが裏切られるのはいつなんでしょうね。なーんて。

閲覧数:144

投稿日:2013/05/13 23:16:46

文字数:295文字

カテゴリ:歌詞

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