A
鞄の中目醒める人形(ドール)
生まれた意味も分からないまま
芽生えた心抱え彷徨う
朝の光に怯えながら夜に潜む

B
「何故私ハ息ヲシテルノ」
「望ンデイルモノハ何処ニ」
自問自答繰り返す紛い物の命

サビ
捨て去って構わない
痛みなどないわ
手にした刃(ナイフ)突き刺す
冷たい羽根ソラを舞う
赤い雫が頬を伝うの
黒い闇を照らしていくように

A
窓の傍で気づくの世界
生まれた意味も無いということに
厄介な心抱え彷徨う
朝の光を睨みながら夜に縋る

B
「何故気持チナンテ与エタノ」
「悲シミも全テ要リハシナイ」
答えのないこの迷路誰か連れ出して

サビ
息を止めて構わない
後悔なんてないわ
言葉の刃(ナイフ)突き刺す
冷たい心射抜くように
光る雫が頬を伝うの
暗い闇を溶かしていくように

C
知りたくなんてなかったの
知らないふりをしていたの
私は初めからずっと…
人形なんかじゃなかった

落ちサビ
息を止めて構わない？
この手を誰か掴んで…

ラスサビ
捨て去られた人間(わたし)も
まだ生きてたいの
手にした刃(ナイフ)突き刺す
孤独が今ソラに舞う
赤い雫はもう流さない
黒い闇を照らしていくように
朝の光が待つ先へ
暗い闇が今溶けだしていく