ある貴族の屋敷の広間で、青い髪と目をした青年が任務報告を受けていた。
椅子に座った青年の傍には二人の人間が無言で立ち、隊長の言葉を聞いている。
「それで、おめおめと帰って来たという訳か……?」
青年が無表情で返すと、一団を率いていた隊長は青ざめた顔で答える。
「も、申し訳ございません!」
跪いた体勢から、床に額が付かんばかりに頭を下げる。無様な様子を青く冷たい目で見下ろし、青年はあえて淡々と言う。
「この俺自ら選りすぐった部隊が、たった一人の敵に壊滅させられた訳か」
失敗を追及され、隊長の全身から血の気が引く。任せされていた兵士はほぼ全員が死亡、もしくは重傷を負って二度と戦えない身になった。この隊長が率いていたのは、主の青年が精鋭を集めて作った、所謂エリート部隊である。それが一瞬で全滅させられたのだ。
「全くどうしてくれる……。これでは俺の面目が丸つぶれだろう」
失望感を隠すことなく示し、青年は鋭い言葉の刃で隊長の傷を抉る。貴族や騎士にとっては、名誉を傷つけられる事は死にも勝る屈辱である。
「ですが! 我々が相手にした敵はおそらく人間ではありません!」
あれは人知を超えた化け物。どう戦っても人が敵う相手ではない。顔を下げたままそう言い募る隊長に、青年は冷静に口を開く。
「それは聞いた。子どもの姿をした悪魔に手も足も出せず、為すがまま一方的にやられたのだろう?」
悪夢でしかない情景と恐怖が蘇り、隊長は「ひっ」と小さな悲鳴を上げる。あの金髪の少年を悪魔だとして報告したが、もしかしたら魔力を持った人間かもしれない。
世間で悪魔が実在すると考えている人間はほとんどいない。お伽話や伝説でしか存在しないものが現れて部隊を壊滅させられたなどと報告しても、頭がおかしくなったと思われるだけだ。
震える隊長から目を離さず、青年は落ち着いた口調で話す。
「本当に悪魔が現れたと言うのならそれで構わん。この国の伝説に倣う事をすれば良いだけだ」
救いとも取れる言葉を耳にして、隊長は俯いたまま僅かに安堵する。だが、青年の口から続いたのは、希望から突き落とすような台詞だった。
「全滅するほどの被害を受けながら、対抗策の一つも考えられないとは……」
使えない奴だと言う失望しきった口調。隊長が思わず作法を忘れて顔を上げると、青年は蔑んだ目で見つめていた。
湧き上がったのは、あの金髪の少年と戦った時と同じ絶望感。それに駆られた隊長は矢継ぎ早に言う。
「し、しかし! あれだけ強大な力の前では、対策の打ちようがありません! 人間が神を越えようとするようなものです! どうか酌量の余」
「誰が顔を上げて良いと言った?」
青年は冷酷に隊長の言葉を遮る。歯を鳴らす程怯える隊長の姿をまるで虫けらを見る目で眺めつつ、青年は右手を軽く上げる。
「捕えろ。俺が選りすぐって作った部隊の者達は、その恩を忘れて悪魔に加担し、ベルゼニア帝国を陥れようとした反逆者だ」
連れて行け、と傍に立つ二人の人間に命令する。主人から命を受けた男二人は、顔色一つ変えずに無言で隊長の両脇に移動して腕を掴む。
「そんな……言いがかりです! 我々は貴方様の為に……」
引きずられながら必死で訴える隊長の叫びを聞き、青年は身に覚えがないと言った表情で応えた。
「何の事を言っているのか……。罪人の言う事など信用ならないな」
「ふ……、ふざけるな! 我々に全てなすりつけ」
男の一人が怒りで顔を真っ赤にした隊長を殴り、強制的に黙らせる。
「下賤な。口を慎め」
もう一人の男が吐き捨て、気絶した隊長を連行して広間から去って行った。
静かになった部屋に残った青年は、先程までいた隊長の存在を頭から消し去り、思考を巡らせる。
ヴェノマニア公には悪魔がついている、か……。利用しない手はないな。
街道を二頭立ての馬車が走る。
ヴェノマニア屋敷へと向かう箱馬車に乗った女性は、移り変わる景色をぼんやりと眺めていた。小さな窓から見える景色はそう広くはないが、気を紛らわせる分には役に立つ。
しかし、いくら気を逸らしても疑問が頭から離れず、女性は他に誰もいない箱馬車の中で呟く。
「何を考えているのかな……?」
手にした封筒に何気なく目を落とすと、ヴェノマニア家を示す紋章が刻まれた封蝋が見えた。
若草色の短い髪と目をした女性の名はグミナ。ヴェノマニア領に隣接する領地、グラスレッド領を治める家系に生まれた息女である。
グラスレッド家はヴェノマニア家と同じく、かつてこの国を救った勇者と共に戦った者を先祖とするが、その事は一般人にあまり知られていない。
大衆に浸透しているのは、ベルゼニア帝国家が英雄の血筋であると言う事。物心が付く前から教えられる話は、勇者が悪魔を滅ぼして世界を守り、そのお陰でベルゼニア帝国が大陸の覇権を握った。と言うありふれた英雄譚。民にとっては勇者の仲間達はさして気に留める存在ではなく、ついでに語られる程度の扱いになっている。
別にそれは構わない。ただでさえ貴族の世界だけでも辟易していると言うのに、一般大衆にまで関心を向けられるなんて、想像するだけでうんざりする。
贅沢な悩みなのは分かっている。帝国貴族と言う身分と、歴史に残る偉業を成し遂げた者から受け継いだ血統。人によってはどんなに欲しくても手に入れられないものを、あろうことか疎ましいと思っているのだから。
「まだ着かないのかな」
グミナは窓に目を向けてぽつりと不安を漏らす。体感的にはかなりの時間が経っている気はするものの、実際には馬車に乗ってからさほど経っていないのかもしれない。馬車内から見える景色は狭い為、何処をどう走っているのかも分からない。
幼い頃、どこかに出掛ける時はあっという間に時間が過ぎていた。移動の時間も楽しくて仕方がなくて、もっと乗っていたいと駄々をこねた事もある。
誰かと遊んでいる時の時間の流れはもっと速く感じていた。特に幼馴染の彼と過ごす時間は瞬く間に過ぎてしまい、その時間がどれ程貴重だったのを知った時には、お互い成長してなかなか会えなくなっていた。
会わないのが当たり前になった日常で届いた手紙。ヴェノマニア家を示す紋章が刻まれた封蝋で閉じられた封筒の中に入っていたのは、一枚の招待状。
久々に会おうかと考えて招待状に描かれた日付を迎えた時、グラスレッド屋敷の門の前に止まっていたのは二頭立ての豪奢な馬車。御者に尋ねた所、彼は屋敷で自分を待ってくれているらしい。
記憶に残る彼からは想像できない行動。自分から積極的に何かを行うのが苦手。と言うより怖がっていたのに、その場限りの御者を雇って屋敷に人を招くなんて。
会わない間に変わった。そう考えれば解決する事ではある。だけど、違和感がどうしても拭えない。
最近は女性が失踪する事件が頻発している。少しでもおかしな行動をすれば疑いの目を向けられるにも関わらず、彼はわざわざ屋敷に人を呼び寄せている。
「……訳分かんない」
調査を行った者は行方不明、もしくは不審な事故死を迎えていた。先日はとある騎士団が悪魔と関わっていたとする事件も起こり、民衆は不安になっている。
公にはされていないが、ベルゼニア帝国第三王女まで行方をくらまし、王室では大騒ぎになっている。緘口令が敷かれているが、隠し続けるのも時間の問題だろう。
貴族の社会は一見華やかだが、それ以上に醜いもので溢れている。謀略、後継者争い、政略結婚。人間の浅ましい見栄や嫉妬で覆われた世界。
グミナも顔を見た事すらない男との縁談が持ち上がっていた。何でも、貴族としては歴史が浅いが、ここ近年で功績を上げている家の者であり、容姿端麗な青年だと言う。
実際に会った事もない、全く知らない立派な人なんかより……。
「到着致しました」
外から聞こえた御者の声でグミナは我に返る。窓を見ると動いていた景色は止まっていて、馬車が目的地に着いた事を示していた。反対側の扉は開かれ、新鮮な空気が入って来る。
慣れた足取りで馬車を降りて顔を上げると、数年ぶりのヴェノマニア屋敷が視界に入った。瞬間、心臓が跳ね上がる。
御者に動揺を悟られぬよう、グミナは歩きながら自分に言い聞かせる。
落ち着きなさい、グミナ。いつも通りにしていれば良いの。何年も会っていないのだから、少しくらい印象が変わっていてもおかしい事じゃない。向こうだって自分を見て驚くかもしれないじゃない。
変に緊張するのは、久々に彼に会うからだろうか。
御者が丁寧な手つきで開いた大きな扉から、グミナはヴェノマニア屋敷へと足を踏み入れた。
グミナは茜色の長い髪の女性に連れられ屋敷内を歩く。目に愁いが宿るその女性は、主人を亡くして悲しみにくれていた頃、ヴェノマニアが救ってくれたと話していた。その話だけを聞くなら美談になりそうだが、グミナは疑問が湧く。
伴侶を失った悲しい話をする割には、表情や口調に辛さや重みを感じらない。ヴェノマニアの事を話している時は恍惚としているので感情がない訳ではないが、何となく不自然なのだ。
まるで、ヴェノマニア以外の存在は眼中にないのかのように。
案内されている間、長い白髪の女性や、豊かな金髪を頭の横で結んだ女性など、女性の姿がやけに目に付く。一人くらい男性の使用人が居てもよさそうなのに、見かけるのは全て女性だった。
もしかしたら、彼は失踪事件に何か関わりが……? だから女の人がこんなに……?
ヴェノマニアへの疑いに気が付き、グミナはそれを否定する。
……違う、彼はそんな事をする人なんかじゃない。きっと何かの間違いよ。
「え……!?」
現実は残酷だった。案内の女性の向こうに見えたのは、薄紫色の服を身に纏った茶髪の女性。
見間違いだと繰り返しても、距離が縮まるにつれて現実を受け入れざるを得なくなる。
「メイリス王女!?」
グミナの呼びかけに、その女性はこちらに注意を向けて足を止める。
「あら? 貴女はグラスレッド家の……。グミナ、だったかしら?」
王家の人間が自分の事を覚えていた驚きもさることながら、何故失踪しているはずの彼女がヴェノマニア屋敷にいるのか。
思考が混乱し、ただ無言で頷いて返すだけと言う失礼な態度をとってしまったが、メイリスはそれを咎める事も無く、優雅に微笑んだ後そのまま歩き去る。
「待っ……」
「主人がお待ちです」
メイリスを引きとめるよりも早く案内の女性から声をかけられ、グミナはそちらに意識を向けざるを得なくなる。気が付けば、開いた扉の前に立っていた。
「失礼のないように」
女性は断る事を許さない口調で告げ、呆然としているグミナに部屋へ入るよう促す。
「貴女が来るのを心待ちにしていたようです」
今用意された選択肢は一つ。彼に直接会って話を聞く事。そう決めたグミナは女性に一言礼を言って部屋へと足を進めた。背後で扉を閉まる音がする。
「待っていたよ、グミナ!」
直後に響いた男性の声。久々に聞いた彼の声は、記憶に残るどのものよりも歓喜に満ちていて。
それが余計に違和感を膨らませた。
グミナが黙ったまま動かずにいると、ヴェノマニアは軽やかな足取りで彼女に歩み寄る。
「息災で何よりだ。来てくれて嬉しいよ」
何か、違う。髪が伸びたからだとか、そんな程度のものじゃない。顔も声も彼で間違いないのに、どうしてか不審しか生まれない。
「あの時とは変わった僕を見せたかったんだ」
ふわりと手を取られてグミナは面食らう。本人から変わったと言われても、これではまるで別人だ。
「本当に、貴方なの……?」
不意に気が付いたものがあり、グミナは問いかける。
「酷いなぁ……。僕は紛れも無く、君の幼馴染さ」
彼はこんなからかうような口調で話したりしない。
「何があったの?」
問いかけの答えには言葉ではなく、口付けで返された。
ヴェノマニアに抱きしめられたまま、グミナの意識は徐々に遠のいていき、何も考える事が出来なくなっていく。
微かに残る意識の中、グミナは声にならない声でヴェノマニアに話しかけた。
どうして、そんな姿になっているの……?
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ご意見・ご感想
目白皐月
ご意見・ご感想
すいません、何だかお手間取らせたみたいで。
ですが、修正後の方がずっとわかりやすくて良いと思います。
言われてみると、結構あのカイトは悪人顔っぽく描かれてますね。でも、正面から挑んで勝てない相手には不意打ち、絡め手も必要……と、私なんかは思っちゃいますね。私の好きな話ってそういうのが多いので。
「行動は無茶苦茶だけど、真っ当なことを言っている」というのは、結構表現が難しいですよね。下手すると「大上段に構えてお説教するだけ」になってしまいそうですし……。
そう言えばグミナさんの家系も「魔王と戦った」血筋だそうですが、もしかしてレンが魔界に帰る気になった人の家系だったりするのかなあと。割とまともそうなので。
なんかいつも突っ込みばかり入れていますが、matatab1さんの文章は綺麗で読みやすいので好きです。
2011/10/19 00:52:44
matatab1
いえいえ、こちらこそすみません。
書き手と読み手の意識の違いを再認識しました。
ただ真正面から突っ込むだけが戦いではなく、不意打ちや小技を使うのも立派な戦術なんですけどね。むしろ非常に重要。
例えば、厳しい訓練を積んだ兵士(騎士など)対民間人(ごく普通の少年少女)や、一対多数の不利な状況ではそうでもしないとまず勝てませんし。戦争となると話がややこしくなりそうなのでここでは触れません。
どこまでが作戦、戦術で、どこからが卑怯、卑劣なのか、線引きが難しい所です。
この話のレンは悪魔で魔王なので、常に大上段なくらいで良いのではないかと(笑)
グミナの先祖はヴェノ公と同じく、後方援護がメインの支援型ですね。主力にはなりづらいけど、サポーターとして極めて優秀なタイプ。いるのといないのでは戦闘にかなり差が出ます。
文章の読みやすさは私の中で重視している所なので、褒めてもらえて嬉しいです。ありがとうございます!
2011/10/19 11:57:19
目白皐月
ご意見・ご感想
こんにちは、目白皐月です。
あの……毎度毎度ツッコミばかりですみませんが、本文中の
>誰かと遊んでいる時の時間の流れはもっと速かった。特に幼馴染の彼と過ごす時間は瞬く間に過ぎて行き、気が付いた時にはお互い連絡を取る事すらしなくなっていた。
ここなんですけど、文章が一部抜けているのではないでしょうか? 文の繋がりがおかしいように見えるのですが……。
今回、青い人が登場しましたが、なんだか性格が悪そうですね。この人が集めたから、「精鋭部隊」のはずが、問題だらけになってしまったんじゃないでしょうか。人選が最初から間違っていたというか。
この作品のレンが相手だったら、核兵器(存在しないか)でも持ってこないと勝てそうに無い気がしますが、どうするつもりなんだろう……。
ただちょっと気になるんですけど「青い人」の性格が悪いのは、「ヴェノマニアと対立する役割」だからそうしたのでしょうか?
後前回の続きになってしまいますが、私としては、やっぱりヴェノさんの心の傷は、ちゃんと書いた方がいいかなと思います。この作品のヴェノさんは生まれながらにして「貴族、それもかなりの名家」の生まれで、それだけで強者の立場に立ててしまう人なので、どうもその点が引っかかってしまって。
まあ、これはどちらかというと私の「書き手」としての考え方によるものが大きいので、強要しているわけではないです。
2011/10/18 00:53:57
matatab1
自分は全く気にならなかったのですが、一応文を修正しました。それでも変だと感じたら、仕方がないと思って諦めて下さい。
動画のカイトは結構悪人顔なので、ある程度悪く書いてもかまわないかなと……。女装したり、毒を秘めた刀で刺した辺り、目的の為には手段を選ばなそうな感じなので。
カイトの性格が悪いのは、悪魔より人間の方が問題があるんじゃないか? というイメージにする為です。レンを「行動は無茶苦茶だけど、真っ当な事を言っている悪魔」にしたかったので。
本来、悪魔は天使と同じく神の使いであり、人間の悪性を試す存在である為、邪悪な存在ではないのだとか。
人によってやったやらないの感じ方に違いがあるので、ヴェノ公の傷については書くとも書かないとも言えないのが正直なところです。
2011/10/18 19:17:33