ロクガツココノカ
零れ落ちて
あの湖の淵で
逆さの王国
緑のキシ
奇跡の鱗を見た

絹を広げた右の手に
翡翠の指輪

憶えているんだろうか
とても鮮やかだったこと
深い光の匂いと雨と
君の見なかった夢

千年と二十日
星を詠んで
汲み上げたその言葉
埋めた王国
対になって
灯す篝火の影

泳ぐ誰かの爪先に
石榴の釦

覚えているんだろうか
とても美しかったこと
繋ぐ欠片と人差し指と
君の見なかった夢

ロクガツココノカ
零れ落ちて
千年と二十日
塵を積んで
ひと思いの永久に

憶えているんだろうか
とても鮮やかだったこと
深い光の匂いと雨と
君の見なかった夢

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

君の見なかった夢


埋(うず)めた
石榴(ざくろ)
釦(ぼたん)
永久(とわ)

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投稿日:2011/07/28 00:49:05

文字数:283文字

カテゴリ:歌詞

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