「待ってよ~リンちゃ~ん」






 「もういや!レンなんか知らない!」





ひどいよ!レンなんか!





今日のためにどれだけがんばったか…もう…






新しいオシャレだって雑誌見たりして勉強した。






メイクだって綺麗になるよう頑張った。






なのに…どうして…















キミには見えないの?













 「違うんだよ。リンちゃん。ちゃんと気付いてたよ」






今さら何よ。だったら早く言ってくれたっていいじゃん。





後でほめられたって…惨めなだけじゃない!








何時でもそう…キミにとっての私って…?









いいかげんに…してよ…





 「ねぇレン?レンにとって私ってなに?」








 「えーと、リンちゃん大好きな人だよ☆」






そう言って天使のような笑顔を見せる。ひ、卑怯…じゃなくて






 「それだけなの…?レンにとって私って…」






私にとってレンは特別な人だよ?大好きだよ?愛してるよ?







それだけしかないの…?









 「ねぇ不満なの?いやなの?私はレンの何なの…?」





言葉が聞きたかった。“そんなことないよ”って。キミの答えが聞きたい。









 「ごめんね。そんなつもりじゃなかったんだ」





困った顔で謝る姿が可愛すぎる…じゃなくて







でも、そんな可愛い姿は長く続かないよ?ねぇ、





 「調子に乗るんじゃねぇわよ!」






こんなことは言いたくなかった。でも口から出てしまった。







レン…私のこと嫌いになるよね…





 「先、帰る」






気まずい雰囲気になっちゃった…そうだよね…








 「そっか、じゃあまた明日ね」





笑顔で手を振るキミに心を打たれた…じゃなくて









止めてくれたっていいのに。








私は何も言わないまま帰った。







ホントはもっと一緒にいたかった。





























































 「おはよう。リンちゃん」







 「おはよう」






教室に入った私にレンはあいさつしてくれた。







うれしいけど…昨日の事怒ってるかな…








 「あのね、レn」






 「レン君、おはよう!」






あ…ミクちゃん…







 「おはよう」





レンはミクちゃんにも笑顔であいさつする。







そんな笑顔…他の子には見せないでよ…








 「おはよう、レン君」






 「おはよう」





他の子にも同じように笑顔で…






ズキン








胸が痛い。






 「レンの…レンの…」













 「レンのバカぁ~」





こっちに気づいたレンが驚いている。









 「必殺!とび蹴りっ」







ドカッ






私はレンに向かってとび蹴りをした。別に必殺技でもないけど。







 「い、痛いよ、リンちゃん」







 「ねぇレン答えてよ。私は特別なの。あの子らと私、どっちが大事?」







 「え、えーとそれは…」






いつでもそう。ハッキリしない。







 「いいかげんに…してよ!」





また言っちゃった。そんなこと思ってないのに…






 「レンなんか知らない!」







私は席に着いた。






でも、レンの方をチラッと見てみた。







レンが涙目+潤目でこっちを見てる。も、萌えるのは私だけ?







もっと見ていたかったけど無視った。結構レアだったかも…






どうして私って素直になれないんだろう。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

鬼彼女 上

ってなことで「鬼彼女」です

リンちゃんはツンデレ…なのかな?
かぁいいvv


リンちゃんだけじゃないよ!うちも仲間だよ!
レン君の涙目+潤目で萌える人!

ノノ(はーい

誰か…いない?

閲覧数:294

投稿日:2011/01/01 18:11:55

文字数:1,691文字

カテゴリ:小説

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