閉じ込めなきゃ
閉じ込めなきゃ
はみ出しそうな気持ち
染み出しそうな想い

切り取らなきゃ
切り取らなきゃ
今すぐ会いたい気持ち
今から近づきたい想い

まだどこか探そうとしてる
手繰り寄せれば良いと思って
どこにもない繋がってない
その路地裏に奇跡はないのに

最後のひとつがもしかしたら
私めがけてどうかしたら
寂しさを燃やして温まっても
かざした手は凍えたままだよ

たちの悪い呪い繰り返し
その甘さから逃げられない


振り払わなきゃ
振り払わなきゃ
叶いようのない願い
届きようのない祈り

捨て去らなきゃ
捨て去らなきゃ
実りようのない未来
祝いようのない世界

またいつか可能性信じて
地図にない道ばかり追いかけ
そこにはない続いてない
この廃坑に軌跡は見えない

最初のひとつが私だけに
運命が本当がそれが今
切なさを沈めて飲み干しても
かれた喉じゃ歌えないまま

意味の無い鎧積み重ね
その重さすら愛おしい


砂粒のひとつ水粒のひとつ
光の粒を追いかけるように
そんなのずっと前に知った
通じるなんて信じてないのに

ノイズが意地悪く囁いてる
「夢を見るのは悪くない」って
「ほらもしかしたらそこに」って
扉を開ければ甘い甘い沢山の

引っかかってよろけて傷だらけ
その分だけ願いが叶うってまだ
止まることない賽の目を睨んだ
もう光を感じることもないのに


会わなくちゃ
会わなくちゃ
幻想が現実をなじってる
偽物の宝石をかざしてる

忘れなくちゃ
忘れなくちゃ
壁に彫った古代文字消して
終わらないカレンダー残す

また今度会ってもないのに
その日が来ないの見ないふり
今でもない先にもない
この虚構に真実は灯らない

最低のひとつを独り占め
抱きしめた胸に霞む夢
苛立ちを煮詰めジャムにしても
焦げた欲望の上じゃ苦すぎ

性の悪い希望のフリした
貼り付けた傷の色台無し


時が来ればいつか追い越せると思う？
大切な君とメリーゴーラウンド
その分だけ誰もが進んでいくのに
なのに何でまだ信じてるんだろう

何億回の「これが最後」を今も
年老いてなおボロボロでもまだ
目的を見失っていたってほら
誰にも見えないところで呪った


効いたためしのないおまじない
木馬の上でまだ回ってるね