君へ...
君に出会ったきっかけは、仕方なしの偶然だった
陰ある君のたたずまいに、いつの間にか惹かれていた
気付けば近くに居る君に、目を合わせられない理由
踊る心を落ち着けて、大人に振る舞いながら、抱く希望(ゆめ)
君の笑顔、はにかみ、甘えた表情
全部忘れられない
見せてくれた弱い姿は一体なんだったの?教えて
怒った顔、拗ねた顔、しょげた顔
どれも
愛しくて、心がざわめく、切ない
恋の悩みを打ち明ける、その意味に揺さぶられた
だけど、それでも君といる澄んだ時間は驚きだった。
複雑なエピソードの告白に、クールな良心を差し出す
想いを吐きだし迷いだす君へ、幸せを掴め、よき友よ。
望みは秘め、強がって、応援する。
自分に言い聞かせながらも
苦しみを伝えてくれたわけに、希望託したい。信じたい。
ありもしないチャンスにすがるのはやめようと
決めたのに
諦められない、会いたい
やがてお互いに、歳を重ね、別の道を歩みだすと
新しい出会いに、心ときめかせ少しずつ大人になる。けれど
決して忘れない。ふと思い馳せる。荒れた道を乗り越えて
一回りも二回りも大きくなった今の君のことを
はじける笑顔、はにかみ、甘えた表情
今でも覚えているよ
見せてくれた弱い姿は絆の証、だったね。
しわを刻み、疲れた、美しい顔合わせて
またいつか、会おう。心に誓う。
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