【プロローグ】
―お兄ちゃん、どこ行くの?
眠い目をこすりながら兄と思われる影に声をかける。
玄関の扉を開けかけていたその影は僕が起きてきたことに少し驚いているようだった。
―少し出かけてくるよ。かいとはもう少し寝てなさい。
兄の顔は扉から差し込む朝日によって見えることはなかったが、いつものように優しく笑っていたような気がする。
―そっかぁ…帰り遅くなりすぎないようにね…
その言葉を聞くと兄は頷き、小さな声でばいばいと言った。
このあと何日たっても兄は帰ってこなかった。
行方不明になったということを知らされたのは兄がいなくなってから数日後のことだった。
僕、雪降かいとが十四歳の時の出来事だった。
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