分かってるよ　思い通りいかない
他人のこと羨んでばかりだ
馬鹿みたいだ　そんなことやめとけよ
口にしたら止まらなくなるだろ

頭を下げて　愛想笑いで
誰かを褒める代わりに褒めてもらう
顔も見えない優しい世界
私の居場所はここにはない

酸素のない水の中
もがき苦しむ私の心は
ねえ、何にもできないままで
どうせただ消えてく
小さな泡ぶくみたいだ
痛いな

楽しくてもう仕方ないって奴を
見てるだけで腹が立つんだ
馬鹿ばっかりだ　嫌になるよ、本当にさ
お前もだろ？
うるさいな　黙ってろ

放っといてほしい　言葉は要らない
ささくれ立つ夜に言葉は要らない
そうだ、代わりに　お願いだから
私のこの歌を聴いてくれよ

何でもないと笑って
やり過ごせるほど大人になれないから
いい人ではいられない
そうじゃなきゃきっと
歌なんて歌ってなかった
歌ってなかっただろ

前も見えぬ闇の中
迷い疲れた私のこの手を
今だって繋ぎ留めるのは
やっぱり顔も知らないあなただったよ

酸素のない水の中
それでも流れるこの赤い血に
ねえ、なんかの意味はあるのかい
その答えが見つかるようにと
今日も願うよ
祈るよ