リーリアが目を開けると、主治医の姿が目を入った。
(なんだか、山羊みたい)
彼女がそんな子供じみた事を考えているとは露知らず、主治医はリーリアが目を開けた事を喜んだ。
「リーリアお嬢様! 気が付きましたか!」
がんがんと頭に響く声に、リーリアはこめかみを押さえる。主治医は彼女に起き上がらないように言ってから、悲しげな表情で言葉を紡いだ。
「残念ながら、リーリア様の病状は悪化しております・・・もう、外には出ないで下さい。今までより強い薬をご用意致しました。こちらに置いておきますので、発作の時に飲んで下さい」
「そう」
リーリアの返事は短く、簡潔な物だった。
「リーリア様・・・」
主治医が、ドアの隙間から覗く使用人が、自分を心配しているのが分かった。
だから、リーリアは笑う。
「大丈夫」
と。
「もういいわ、一人にして頂戴」
「ですが・・・」
「早く!」
リーリアは言葉を叩き付ける。
「・・・わかりました」
結局は彼が折れる形で、部屋は死が迫った少女だけになる。
リーリアはベッドの上で膝を抱えた。
「心配なんかしないでよ」
雫が、頬を伝う。
「思い出したくないんだから・・・」
後から後から、涙が伝い落ちる。
無性に、レンに会いたかった。
【白黒P】鎌を持てない死神の話・11
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