ーTORINOKO CITYー






「おはよー」

「おはよー☆」

「今日さー・・・・」





朝恒例のおしゃべり。
そんな中私は一人で何をするというあてもなく、椅子に座っている。

「やっぱさー。初音さんて何か恐くない?」

「あーわかる!!私はあんたらとつるんでる暇ないんですっって感じ。」

「ねえー、私絶対無理かもおー、暗いしいー。でもミクオ君はかっこいいよねえー!」



分かってるよ、知ってるよ、でも私がそれでいいからいいんだよ。




一人で生きられるよ。




二人もいらないんだ。




「おーっす!皆の人気者、初音君だよ!」

「あはは、ミクオばかー!」

「ミクオー!」

「ねーミクオー。」

「初音ー!」




同じ名前なのにどうしてこう差があるんだろう。

私と彼の差は何だろう。



考えても同じ言葉がぐるぐるするだけで。
真実なんか見つからない。




「あなたの名前は・・・何ですか?」


あれは4月だった。

私が最初で最後。初音君に口を利いた日だった。
あれ以来、彼と喋ったことはない。


昔は明るかった私。

よくしゃべった私。

友達もたくさんいた私。



でも今の私は・・・?


暗くて、嫌われてる私。

ずっと無口な私。

友達なんかいない私。




どっちが本当の私なんだろうか。



初音君は生きていて幸せそうだ。

たくさんの友達に恵まれていて。





そんな事を考えていた一日はすぐに終わってしまった。


今は夜の10時27分。


後1時間33分で今日は終わってしまう。
ほんとに明日はくるのだろうか。

今日の夜地震があったら明日はこないかもしれない。
宇宙人が地球にのりこんできても。
家が火事になっても。


明日がくる保障なんてないんだ。


だから、今日をめいいっぱい楽しまないといけないんだ。

わかっててもできないのが私なんだけど。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







昨日の夜はほとんど眠ることができなかった。
今までで最高速の夜だったに違いない。

今日は寝不足ぎみだけど・・・。しょうがない。

「いってきます。」

そういって家をでた。

私の横をカップルがたくさん通り過ぎていく。

もう高校生だから付き合ってる人もかなりいる。



でももう私は二度とあんな思いをしたくない。
あんなつらい思いは。


そう3年前に決めたから。




















ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

TORINOKO  CITY【Ⅰ】

どうもお久しぶりです、あきです。

今回は40さんの素敵な神曲、「トリノコシティ」の解釈をさせていただきましたー☆ミ
まだまだ続く予定!←ww
ミクちゃん視点です!

参考にさせていただいた超神曲↓
http://www.youtube.com/watch?v=EUE2IAJ0l5A&feature=related

閲覧数:242

投稿日:2011/09/24 14:44:03

文字数:1,098文字

カテゴリ:小説

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  • あきのき

    あきのき

    その他

    (・w・)
    ん?
    青いメッセがきてるよ?
    えええええええええええええええええええええええええええええええ!?
    うそーん!
    知らぬ間に・・・!
    ブクマしてくれた、miko、yui、MAMI、香凛さん、ありがとうございました!!!
    感謝、感謝です!!

    2011/09/25 12:39:27

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