廊下のバイクは危険運転
          詩:赤りんご@


入学式桜なんか季節外れだったとかさ
番号順の僕の後ろ僕を笑ってるように聞こえてさ

小学生のとき大好きな先生に聞いたんだ
「廊下を走ってるとバイクに轢かれるぞ」って。

そんな馬鹿みたいな事あるはずなんてないのに
皆僕の大好きな先生の事信じちゃってばっかみたい

ライオン蜃気楼危険運転
消えて見えない霧の向こうには
大嫌いな中学生のガキが戯れている


シンプルな制服の袖引っ張って
「どうしたの?」「怖いんだ」ぶるぶる震えてる

校舎裏僕が大嫌いな一番嫌いな場所
殴られたり焼き入れられたり蹴られたりサンドバック

見てみぬフリなんてできない偽善僕依然
唖然 かばったらそれはそれで僕じゃなくたって君じゃなくたって
別に誰でもよかったんじゃねえの

水の蜃気楼危険運転
バイクの捩れるバイブ音
教室中に流れる不正音声

信号前ニヤニヤと王様が僕を見下してる
背が高かったらそれだけで僕だって見下せるのに、ばか


小学生のときの僕の大好きな先生は
「先生がいなくなっても元気でね」って
次の日先生はバイクで出勤途中轢かれたって。

大好きだったのになあ。
信頼してたのになあ。
僕が一人ぼっちになってもいいっていうのかよ


気まぐれ中学生危険だ
嫌い嫌い大嫌い抜け出したねずみみたいに
早く早く走って行きたいのに

僕が大嫌いな中学生が僕を睨んでいる
後ろで笑ってる王様が僕を指差して
「あぶね」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

廊下のバイクは危険運転

閲覧数:59

投稿日:2012/02/16 21:25:03

文字数:633文字

カテゴリ:歌詞

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