A
上辺に浮かべた記憶(ハコ)
涙の代わりに紙の華を
誰か本物の華を入れた
紫と黒い薔薇
B
罪を落とし混んだ
黄昏に滞る
魂(アナタ)を掬えず
羨んでしまうの、私(アタシ)
S
仄めかす憐憫の哀華
淑やかに揺れ燃える恋情
それでも、裏切りは私だけ
冷たい口付けを印した
A
澱みに咲いてた秘密(ユメ)
栄華の終わりに水面月を
誰か本物の月(ユエ)を喚んだ
三日月と黒無の嘘
B
罰を祝し飾る
泡沫に凍えさす
人形(ココロ)を叶えず
綻んでしまうの、二人
S
幕下ろす水槽の在処
しめやかに濡れ染める薔薇色
それでも、繋がりは私だけ
向き合い微笑みを交わした
C
縛り付けた 手の甲 罪人の証
軋む 褪めた 傷痕が
歪める度に 込み上げてくる
送華葬 欺いた 貴女
LS
仄めかす水底の紫暗
淑やかに揺れ燃える罪情
それでも、裏切りは私だけ
冷たい口付けを印し
洗い流し 鎮めていく
色褪せた 白い薔薇
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