生まれたときから選ばれ「し」王子様
王位を表すクラウンがよくお似合いです
異色の色に悩まれる姿さえ、ああよくお似合いです！

ベイビーベイビークラウン
この世界をよく見て下さい
ほらおかしいでしょう
あそこの橋が壊れてるじゃないですか！

真っ赤なマントを翻し
先陣に立つのは我が国の王子様
その勇ましき顔にクラウンがよくお似合いです
支えましょう　何かが笑った気がした

木や泥や砂じゃあまだ壊れます
鉄の棒も煉瓦も役に立ちません

ベイビーベイビークラウン
ならばと金と銀を使うのですか？
それでは盗まれてしまいますよ
さあどうしよう

ベイビーベイビークラウン
とてもいい考えが浮かびました
人柱なんていかかでしょう？
自然と契約を結ぶのです
だって世界は自然に逆らえない！

愛しのお兄様
なぜ逃げるのでしょうか？
だって貴方はベイビークラウンですよ？
この世界に貴方は異色でしょう？
だからほら早く変わってくれませんか？

俺がこの世界にふさわしいんです！
だって貴方は赤の異色で　俺は世界の青だもの！
ほら、大丈夫！顔だってバレやしませんよ
クラウンは頂いてゆきますね、異色のクラウン様。



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帯人とKAITOのオリジナル歌詞を書いたので、今回はAKAITOとKAITOのオリジナル歌詞を書いてみました。
AKAITOには申し訳ない。そしてKAITOが腹黒い…。そんなとこも好きだ！

―解説―
「クラウン」には二つの意味があります。
【clown】…道化役者、ピエロ
【crown】…王位を表す冠、王冠

青い国に不吉な色をした赤い王子様が生まれました。
続いて生まれたのは幸運を運ぶ青い王子が生まれました。
しかし長子が王位を授かるのが古くからの掟。
赤い王子様は王位を授かるものの、誰からも好かれていませんでした。
それを支えるのは弟。よき理解者で国の誰からも好かれていました。

だけど国はある橋に悩まされていました。
唯一他国と通じる橋が、何度作っても壊れてしまうのです。
壊れては食料を買うことも、売ることもできない死活問題。
それに立ち向かうのは赤い王子様と青い王子様。

しかし二人が力を合わせても橋は壊れてしまう。
そこで青い王子様が気がつきました。
「自然と契約を結ぼう」
そのためには人間の命が必要です。
ああ、しかし人柱なんてしたら民に嫌われてしまう！
そう思った青い王子様はとてもいいことを思いつきました。

「嫌われ者の兄を人柱にすれば、邪魔者もいなくなるし、国の誰もが喜ぶ」

そう思って弟が兄を人柱へと差し出したのでした。
―終了―

今まで頑張ったAKAITOに対してまさかの裏切りです。
モチーフは「ロンドン橋」です。