A
籠の中で眺めている
あの人のお姿を
いとおしげに手をのばす
気付かれずにまた日は落ちる

A
これは 私の定めだと
誰かが煙管をふかした
涙 涙は枯れ果て
今宵も 行灯は 私ヲ誘(いざな)ウ


B
幾つの夜を迎えたら
あの人の物になる?
今日も明日も明後日(みょうごにち)後も
知らない男と寄り添っている 私


S
籠の 籠の 鳥よ私は
鳴き声を上げる暇もなく
赤い 赤い 血を吐き出して
届カナイ私ハ醜イ鳥




A
橋の下の桜の木
昔男女が契りあう
約束の場所として
栄えたらしい 昔の話

A
籠の外で戯れる
童が懐かしく思えて
袖に落つるは 真珠のように
大きな涙 嗚呼 止めどなく



B
幾つの夜を迎えたら
あの人の物になる?
今日も昨日も一昨日(おとつい)も
知らない男と寄り添っている 私


S
籠の 籠の 鳥よ私は
鳴き声を上げる暇もなく
赤い 赤い 血を吐き出して
届カナイ私ハ醜イ鳥



C
あの人はいつの日か
私を選んでくれましょうか?
汚れてしまった
こんな 気味の悪い私のこと



S
籠の 籠の 鳥よ私は
やがて身体は腐って
霞む 霞む あの人思い
叶わない恋と知り 刃先を向けた

S
紅く 紅く 染まれ私は
あの人のぬくもりに抱かれ
咲いた 咲いた 綺麗な彼岸花
今ここで朽ちましょう
恋心中

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

恋心中【作曲者様募集!】



叶わぬ恋のお話。


以前コラボで上げた曲の再投稿です
よかったらお願いします!

和風っぽいですかね…?

閲覧数:124

投稿日:2013/08/21 21:11:38

文字数:577文字

カテゴリ:歌詞

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