抱えるほどの花束じゃなくてもいい
初めて見つけた一輪をタクトにして

壮大なイメージは必ず誰かのものだった
才能を散りばめて織り上げられるべきもの
だからそこに自分がいないことは明白で
かすかな熱をいつも涙で消し飛ばしていた

同じように笑っていれば身の程は知らぬまま
きしむ感傷だって笑われるだけの過去
こんなにも何もできないの知ってるのに
どうして僕はいつもいつもいつもいつも

勘違いでいいと君は微笑んで言い放つ
恥ずかしければ一緒に逃げてくれるとも
ただ一つの約束は想いの灯りを消さないで
夢の時間が終わっても涙で熱は消えなかった

前よりも熱いから
きっと凍えても大丈夫


厳格なイメージは必ず許可が必要だった
認証をくぐり抜け称え祀られるべきもの
だからそこと自分は違うことは正解で
醜い熱をいつも拳で消し潰していた

同じように嘆いていれば手の内は見せぬまま
傷む本性だってからかうための余地
どんなにか何かできないの知りたいのに
どうして僕はいつかいつかいつかいつか

俯いてていいと君ははにかんで言い伝う
見つからなければ一緒に探してくれるとも
ただ一つの約束は願いの炎を消さないで
夢の期間が終わっても拳で過去は消えなかった

今よりも熱い鼓動
きっとなくしても大丈夫


一面の花畑なんてどこにもない
沢山の花束なんてここにはない

ここにあるのは名も無い一輪で
躊躇う指先に触れられて振り出せば
ぎこちないステップで楽しそうに
記憶の底に眠る始まりの日に似てる

「最初」はこんなに楽しかったっけ?
「出会い」はこんなに嬉しかったっけ?

何が滞らせていたのかを忘れてしまえば
笑いながら泣きながら手を取って歌える
誰も知らない小さな夜明けみたいに
覚めなかった夢の向こう側に居る


勘違いでいいと君は何度でも言い放つ
難しければ一緒に解いてくれるとも
ただ一つの約束は見つけた光を消さないで
夢のセカイがくすんでも涙で花は枯れなかった

僕のミライが暗くても

涙で星は消えなかった

こんなに近くで優しく輝く

小さな夜明けみたいに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Little‐Little Sunrise

大切な今までと、大好きなこれからに。

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投稿日:2024/08/31 00:00:05

文字数:882文字

カテゴリ:歌詞

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