次は、ターゲットの呪音キクに仕掛け人のアカイトがドッキリを仕掛けますっ!・・・・アカイト、相手は年下だけどいいのかな・・・?
「で、話って何なの?アカイト」
明るい声でキクは言う。
「・・・・話ってのはな・・・」
なんか、一歩間違えればホストに間違われそうなアカイトはそう前置きをしてから
「キク・・・お前のことが好きだってことだ」
と、さらりと告白した。・・・もちろん、嘘の告白だからね?
「・・・・へぇ、年下のあたしでも恋愛対象なんだ?・・・幅広いね」
うわ、キクかわし方上手っ!!思わず、そう思ってしまう程だった。
「ああ、そうだけど・・・悪いか?」
うわ、アカイトも返し方上手いなぁ・・・・。
「ううん。悪くもなんともないよ。・・・なかなかやるじゃん、アカイト」
キクは感心しながらも嫌味っぽく言い返した。
「どうもな、キク」
「・・・~~~~~~っっ」
アカイトの大人びた態度が気に食わないのか、キクは顔を赤くさせた。
「年上のくせに、どうしてこんな奴なんかに、どうしてこんな確信犯のくせに~~~っ!!」
・・・あらら、キクは重度のツンデレみたい。
「だから、俺・・・キクのこと・・・・」
「・・・?」
キクは、アカイトを見る。目を丸くさせて。
「・・・愛してるっつってんだろ・・・何回も言わせるなよ、全く」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・」
・・・なんか、見ているこっちも気まずい沈黙。例のスタッフさん、急いでっ!!
「・・・はい、カーット!!!」
例のスタッフさんこれで4度目だから動悸息切れしてる。・・・あとで、ねぎらいの言葉でも言っとこうかな。
「これ・・・ドッキリです」
というスタッフの言葉にキクは
「アカイト、よくも私を騙してくれたわねぇ・・・?」
と、周りに殺気を放ちながら冷たい笑顔で言う。
・・・こりゃ相当怒ってるよ・・・どうする、アカイト!?
「・・・・ん、本気になるお前もお前だぞ。・・・・本当は俺に告白されて内心かなり嬉しかったんじゃねぇのか?」
ミクを盗み見していたアカイトはキクに目線を移し、言い放った。
「・・・・・叩き斬るわよ?」
少し黙って、にこっと笑って言い返す。
「・・・別にキクに笑顔で叩き斬られて死んだとしても本望だから構わないぜ」
「・・・・むっかつく~~~~!アカイトのバーーーーカ!!!」
・・・うーん、やっぱりいくらキクでもアカイトには叶わないかぁ・・・・。
一旦CMです!
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想