花弁が舞うような
水紋が広がるような
温かい風が吹き抜ける
雨の音がする
君の声がする
ずっと遠くに 君がいる
春風が吹くように
花が落ちるように
静かに通り過ぎてゆく
花の香りがする
春の色が見える
君は笑っているのかな
逢いたいな
なんて願って また花弁が舞う
僕の前を春風が通り過ぎる
春の香りが鼻をかすめる
触れたいな
なんて願って また水紋が広がる
僕の心に春雨が降る
雨の音が耳をすり抜ける
雪解け水が落ちるように
雨がしとしと降るように
君の頬を涙が伝う
雨の音がする
君の泣き声がする
手を伸ばしても 届かないの
君の笑顔を見たかった
君の温もりに触れたかった
見えない壁が 僕を拒む
君の言葉は温かい春風のようだ
君の涙は静かな春雨のようだ
泣かないで 僕の名前を呼んで
聴きたいな
なんて願って 春風を探す
僕の前に風は吹かない
春の香りは消えてゆく
止まないな
なんて思って 空を見上げる
僕に冷たい春雨が降り注ぐ
雨の音が耳に響く
触れたいな
なんて願って 手を伸ばす
溶けた壁の水溜りを踏む
雨粒を拭って微笑む
泣かないで
なんて言って 抱き締める
温かい春雨
春の匂いがする
僕の春、雨音と春風
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