さよならメリー、夜が明ける
きみが笑えばぼくも笑う
世界の果てで日が暮れた
薄い瞼に極彩色
電車に揺られどこまでも
素敵なものを拾いに行く
パレットにはすべての絵の具
さよならメリー、夢に見るよ
沈んだ光はきれいですか?
ぼくはかわいいきみの羊
電池が切れるまでは話をしようか
白木の椅子に腰かけて
長い睫毛から雨が降る
燃えた炎は誰のため?
幻なんて見えやしない
パスワードはきみが知ってる
ごきげんメリー、思い出すよ
空高く煙る綺羅星たち
ぼくの手を取り踊り出した
電池が切れることを知らずにいたんだ
さよなら
さよならメリー、夢に見たよ
海底に咲いた花を摘んで
ぼくはかわいいきみに捧ぐ
電池が切れるまでがプロローグなのさ
もう何も見えない
朝陽が昇ったんだ きみはいかなくちゃ
羊はメリーの夢を跳ねる
かんぬきさんに曲をつけていただきました。
http://piapro.jp/t/DXtM
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