死にたさに怯えて震える夜の背に
安らかであろうと祈りを込める

命亡きの聲に耳を傾けても
青々としたまま 為す術なく眠りにつく

夏を恋う風が 僕らを攫うの
思い出の空へ 掻いてみよう
揺れるは陽炎
ねえ なんでここで泣いてるの
今 僕は居るのに

ここにない景色がそこにあるかのように
夏が映す陰をこの目で探す

雨音(泡沫)に紛れてさざめく虫の音が
止むまでは待とうか この雫が涸れるまでは

夏を追う風が 僕らを払うの
思い出の虚絵 描いてみよう
生まれてないもの
ねえ なんでそこで鳴いてるの
蝉の聲は朦朧

こうなってるのに もう成ってるのに
叶わない想いが敵わない思い出の今でも
がなり立てる木々 湿っぽい昼下がり
その毎日が希望的観測の連続
この目にいつも映らないもの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

解夏_歌詞

閲覧数:17

投稿日:2024/09/02 02:14:50

文字数:341文字

カテゴリ:歌詞

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