孤独の中に潜んでいた悪魔
「約束だよ」
 と交わした契りが胸に焼き付いていく
 愛していた時間も
 深澗に囚われた日々も
 
 君のその手の温もりで救われたんだ!!

 貶したその花が今度はボクをあざ笑う
「嘘つき」なんて言わないで
 嬉しくて涙が溢れてしまうから
 闇に潜むその薄明かり 手を伸ばせば届くのに
 どうして君は動かない
 鼓動が止まりやがては冷たくなる
 静寂に包まれた雪のように



 あの五月蝿い雑音も 今は懐かしくて
 ボクは君の亡骸を抱いて咆哮した
「ボクを置いていくな!!一人にするな!!あの約束はどうするんだ!!」
 泣いても叫んでも届かないこの声は 無職の空に吸い込まれていく 
 嫌だ。嫌だ。
 崩れ落ちるその細胞を強く抱き締めて
 流れ出した光の粒が 涙と知ったとき
 
 ボクは君のことを忘れた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

亡骸と涙

人間でも悪魔でもないモノと契約を交わした。
でも、君のことなんて忘れてしまった―――。

せつな系にしてみました。

閲覧数:45

投稿日:2013/04/11 20:45:34

文字数:367文字

カテゴリ:歌詞

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