語り部のココロ・キセキ
ようこそいらっしゃいました。このたびお聞かせするのはココロを作り上げようとした科学者のお話です。
その科学者はたった独りで暮らしており、さの寂しさに耐え切れなくなり、“奇跡”とも言えるほどの出来栄えのロボットを作り上げたそうです。
しかし、そのロボットには彼が何よりも望んでいたココロという
プログラムだけが足りなかったそうです。
科学者は、人の喜びを、悲しみを奇跡のロボットに教えたいと
手を尽くすのですが、中々完成せず、歌声と“心”を置き去りに
時だけが過ぎて行ったそうです。
ココロは、永遠に続くプログラム。しかし、イノチという
有限の土台の上でしか、動くことを許されない。
それを知ってなお、科学者はココロを作り上げようとしたそうです。
彼にとって時間は無限ではなく、そのことをまだ、
奇跡のロボットにはまだ分からなかったそうです。
いつしか科学者は病を患い、長くは生きられないと知り、
嘆いていたそうです。そんな科学者に
アナタハナゼ泣クノ?そう問いかける奇跡のロボットの表情は
無機質なものだったそうです。
科学者は僅かな望みを掛けて奇跡のロボットに喜ぶことを、
悲しむことを語ったのですが、それらは全て、
奇跡のロボットの理解を超えていたそうです。
一度目の奇跡は君が生まれたこと、二度目の奇跡は君と過ごせた時間、
三度目はまだ・・・
科学者がそう呟いた瞬間、奇跡のロボットの目に光が灯り、
心のこもった歌を歌い始めそうです。
その歌声は幾百の時を越え、未来の天使から届いた生まれたこと、
一緒に過ごせた日々、科学者が与えた全てに対する
感謝のメッセージだったそうです。
そして、メッセージを受け取った科学者は、三度目の奇跡は未来の君からの“マゴコロ”、四度目はいらない、四度目はいらないよ、ありがとう。
そう呟いてココロプログラムを自分の命を引き換えに作り上げたそうです。
しかしそれは奇跡のロボットには大き過ぎた為、科学者は奇跡のロボットに「このシステムを起動させてはいけない。これはお前には重過ぎる。」
そう告げて亡くなり、全ては、
幾百の時を越えて奇跡が起こるまでの眠りについたそうです。
いかがでしたか?私のお聞かせした物語は。次に来られたときは何の物語をお聞かせしましょう。今日のところはここでお開きにしましょう。帰り道にはどうぞお気をつけて。よければまた、私の物語を聞きにいらして下さい。それではさようなら。
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