タグ:ココロ・キセキ
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――うたが、きこえる……。
――知ってる……この声……。
――この歌は……
少年はぼんやりと目を開いた。どうやら、泣き疲れて眠っていたらしかった。二晩も海の上で夜を明かしたのだから、そもそも疲れが溜まっていたのだろう。
夢うつつに聞こえた歌が、今も微かに響いていた。少女の声だ。かわいらしい...三度目の奇跡【後編】
らいおんおいる
一度目の奇跡は、君が生まれたこと。
二度目の奇跡は、君と過ごせた時間。
三度目は――
* * *
「何だ、あれ? 島……?」
ウォータービークル(主に水上を移動するための、小型の乗り物)の中で、少年はモニターを注視した。ビークルの上部を覆う透明な屋根に荒波が打ちつけるせいで、肉眼では外の...三度目の奇跡【前編】
らいおんおいる
「天才は理解されない」
その言葉は、強く僕を苦しめた。
僕は自分が天才だとは思わない。
ただ、物心ついたときから、そう言われた…
僕は小さなときから、大人に負けないくらいの知識を身につけていたそうなのだ。
皆は言う。
「天才にはついていけない。理解なんかしたくない」
僕自身は、何もしていないはずだ。...【ココロ・キセキ】孤独な科学者と奇跡のロボット【二次創作】
ゆるりー
完成したのは、僕の望むようには動かない、ひねくれたニンギョウだった。
「ハカセ」
「何?リン」
「最近寝テイマセンヨ」
「うん。そうだね」
「チャント寝テクダサイ」
「そのうちね」
「今寝テクダサイ。博士、眼ノ下ニ隈ガ出来テルジャナイデスカ。寝不足ノ証拠デス。チャント睡眠ヲトラナイトソノウチ倒レテシ...ココロ・キセキ(予想通り突発小説)
芙蓉
目が、覚めた。
「出来た・・・」
音声を確認した。この声はどの物体が発する音なのだろうか。
「リン、こっちにおいで」
こっち、おいで。
その意味を瞬時に変換する。「こっちにおいで」と音を発した人物の元へ歩いてゆく。
「やっと逢えた!やっと、やっと、やっと・・・!」
涙、というものを流すその人物は、ワ...ココロ【を、小説化してみた】
美亜 瑠璃
ココロ・キセキ ~奇跡の科学者の日記より~
私は幸せ者だ。君を生み出せて。君と過ごせて。
「――ハカセ?」
ずっと黙っていたから不思議に思ったのだろう。なんでもない、と首を振って君を安心させる。もっとも君は『ココロ』がないから不安に思うことは無いだろうが…。
私は幸せ者だ。君を生み出せ...孤独な科学者の日記
B・R@作曲者募集プロフ参照
孤独な科学者に 作られたロボット
―――「良いかいリン。一つだけ、覚えておいてほしい言葉があるんだ」
出来栄えを言うなら
―――「はい、ハカセ」
…奇跡
―――「リア充爆発しろ」
<私の理解を越えている>
「ハカセ。意味がわかりません。リアジュウとは爆発物なのですか。不安定な物質なの...私の理解を超えている
翔破
トラボルタPさまの「ココロ」
ジュンPさまの「ココロ・キセキ」
上記2つの曲が好きで、
この曲を自分なりに解釈した文章です。
構成は次のようになっています。
------------------------
序章 生まれたキセキ
1章 足りないココロ
2章 回想
3章 起きないキセキ...自分的解釈 ココロ
suzuno222
―L・ある孤独なロボットの話―
そっと、眠るリンの頬に僕は触れた。触れるだけで沸き上がる恥ずかしいような慈しむような感情は、僕のモデルであるカガミネ・レンというヒトから由来するものかもしれない。けれど、感じているのは僕だ。そう思った。
眠るリンの体はずっと起動をしているせいで熱いくらいだ。少しは...―L・ある孤独なロボットの話―~ココロ~
sunny_m
発想元・歌詞引用: トラボルタP様・ジュンP様
『ココロ・キセキ』エピローグ ある晴れた春の終わりに
語り手:織也拓海
「博士・・・・・・」
レン・カガミネが亡くなったのは、春の終わりの晴れた日だった。
吸い込まれそうな蒼穹の空に、送り行く車のクラクションが高く響いていった。
心なしか、喪服...ココロ・キセキ エピローグ -ある晴れた春の終わりに-
wanita
『ココロ・キセキ』 -ある孤独な科学者の話ー [9](最終話)
発想元・歌詞引用:トラボルタP様・ジュンP様
* *
――――今言える……本当の気持ち…… 伝える……あなたに……
ありがとう、ありがとう。 わたしは知った、よろこぶことを。
ありがとう、ありがとう。 わたしは知った、かなしむことを...ココロ・キセキ -ある孤独な科学者の話ー [9] (最終話)
wanita
『ココロ・キセキ』-ある孤独な科学者の話-[8]
発想元・歌詞引用: トラボルタP様・ジュンP様
レンが、茫然とリンを見ていた。
リンが、いままでに見たこともないやわらかな表情で微笑んでいたのだ。
そして彼女は、ふわりと、唇をひらいた。
『ありがとう』
スッと、リンの体が、レンから離れた。
...ココロ・キセキ -ある孤独な科学者の話- [8]
wanita
『ココロ・キセキ』 -ある孤独な科学者の話-[7]
発想元・歌詞引用:トラボルタP様・ジュンP様 『ココロ・キセキ』
レンが意識を戻したとき、目の前に、『リン』とタクミの顔があった。
「レンさん! ……この場所まではかなり時間がかかるようですが、救急車を呼びました」
レンの、体の左半分が動かない...ココロ・キセキ -ある孤独な科学者の話- [7]
wanita
『ココロ・キセキ』 -ある孤独な科学者の話-[6]
その日から、タクミは毎日レンの研究室へ通った。
レンが定年を迎え、引退した後は、『Rin』の製作場所は、レンが妻のリンと暮らすために建てたログハウスへと移された。
もともと秘密の別荘にするつもりだったログハウスは、誰にも知られない二人だけの研...ココロ・キセキ -ある孤独な科学者の話-[6]
wanita
『ココロ・キセキ』-ある孤独な科学者の話-[5]
「この通りだ。
君は、いつもたくさんの仲間に囲まれていたね。俺は、君の仲間がしょっちゅう君を呼ぶことで、タクミの名前を覚えた。
そんな君は、人の心が、わかる人間だと思うんだ」
すっと、さらに深く、レンが頭を下げ、そして、顔をあげて真摯にタクミを見た。...ココロ・キセキ -ある孤独な科学者の話-[5]
wanita
『ココロ・キセキ』-ある孤独な科学者の話-[4]
「先生!!この間の追試の答案を返してもらいにきました!」
突然飛び込んできた声に、レンは飛び上った。
うず高く積まれていた本と紙の壁が、ダ――――ッとレンを雪崩となって襲い、レンを床に押し倒す。
「う、うわっ! だ、大丈夫ですか、先生!」
あわてた...ココロ・キセキ -ある孤独な科学者の話-[4]
wanita
ココロ・キセキ ~ある孤独な科学者の話~ [3]
* *
皮肉にも、リンの死によって、レンは研究室に引きこもったため、人形の『Rin』はますます進歩していった。ケーブルを離れ、歩き、走り、会話もし、時にはわざと指示に従わないしぐさも見せる。
動作が人間に近づくほど、レンには、『ココロ』が入らな...ココロ・キセキ -ある孤独な科学者のはなし- [3]
wanita
ココロ・キセキ ~ある孤独な科学者の話~ [2]
発想元・歌詞引用:トラボルタP様・ジュンP様 『ココロ・キセキ』
カイトは、亡くなった。
死因は、心不全。
あきらかな、過労だった。
* *
「手が、とても、あたたかかったの」
リンは、カイトと付き合い始めた理由を、そう語った。
「おかしいよね。...ココロ・キセキ ―ある孤独な科学者の話― [2]
wanita
ココロ・キセキ ~ある孤独な科学者の話~
発想元・歌詞引用:トラボルタP様・ジュンP様 『ココロ・キセキ』
……一度目の奇跡は
きみが生まれたこと
二度目の奇跡は
君と過ごした時間……
『ココロ・キセキ ~ある孤独な科学者の話~』
「初瀬 鈴(はつせ りん)です。よろしくお願いします」
レンこと鏡音...『ココロ・キセキ』-ある孤独な科学者のはなしー [1]
wanita
※注意※
この物語は、元動画を作られたトラボルタP様、派生作品を作られたジュンP様の承諾なしに勝手に書いたものです。
PVや派生作品等に影響を受けつつ進行しています。
リン=ロボット=? レン=科学者
科学者の歌はがくぽが歌っておりますが、ここでは大人のレンが出てきます。
読んでくださる方、前のバー...ココロ・キセキ 勝手に小説 続き
蒼い時計
語り部のココロ・キセキ
ようこそいらっしゃいました。このたびお聞かせするのはココロを作り上げようとした科学者のお話です。
その科学者はたった独りで暮らしており、さの寂しさに耐え切れなくなり、“奇跡”とも言えるほどの出来栄えのロボットを作り上げたそうです。
しかし、そのロボットには彼が何よりも望んでい...語り部のココロ・キセキ
文鳥
3
今、いつだろう。
長く年月が過ぎ、彼女は一人、小さな廃墟に残された孤独のロボットとなった。
幾百の年が過ぎ、彼女のカウントシステムでは追いつかないほど膨大な時間を、彼女は一人で過ごした。
彼女には一つだけ、願いがある。
「知リタイ。アノ人ガ 命ノ終ワ...ココロを持たない歌姫の物語 4
リオン
2
「博士、ドウシマシタカ」
病院の戸が開き、リンが無表情のまま中に入ってレンのベッドの隣にある椅子にちょこんと座った。
「いやぁ、一人だとどうも寂しくてね。リン、僕になにかメッセージは来ていないかい?」
「少シ待ッテ下サイ。…メッセージを受信します」
「えっ?本...ココロを持たない歌姫の物語 3
リオン
~プロローグ~
ふと、足につめたい水の感覚とともに硬い感覚を覚え、レンは足元へ目を落とした。と、いっても、目玉を落としたわけではなく、目線を下げたという意味だ。そこにあったのは、小さなガラスの小瓶。碧く輝く小瓶は何かとこすれあったような傷や、何かとぶつかったのかひび割...ココロを持たない歌姫の物語 1
リオン
※注意※
この物語は、元動画を作られたトラボルタP様、派生作品を作られたジュンP様の承諾なしに勝手に書いたものです。
PVや派生作品等に影響を受けつつ進行しています。
リン=ロボット=? レン=科学者
科学者の歌はがくぽが歌っておりますが、ここでは大人のレンが出てきます。
読んでくださる方、前のバー...ココロ・キセキ 勝手に小説 続き
蒼い時計
※注意※
この物語は、元動画を作られたトラボルタP様、派生作品を作られたジュンP様の承諾なしに勝手に書いたものです。
PVや派生作品等に影響を受けつつ進行しています。
リン=ロボット=? レン=科学者
科学者の歌はがくぽが歌っておりますが、ここでは大人のレンが出てきます。
読んでくださる方、前のバー...ココロ・キセキ 勝手に小説
蒼い時計
Act.1「孤独な科学者」
『発表します。彼女が僕の身辺を手伝いをする事になりました【リン】です』
モニター越しに見える青年と少女のロボットを見た科学者達は、驚愕と感嘆の声を上げた。
『リンはこの通り精巧なロボットであり、研究や生活圏においてのプログラムは全てインプットされています。さぁ、リン。皆様...「心⇔奇跡」
ぱてぃしゑ
小説書くの苦手なのでいろいろ変になってるかもしれません
もしかしたらイメージを壊してしまうかも・・・
それでも良い方はどうぞ
前のバージョンで続いていきますココロとココロ・キセキを独自解釈で小説化
Hituzi123
未来ノワタシからのメッセージ
キレイな歌声ハ何度も紡ぐ
「ありがとう、心から貴方に」
ワタシではないワタシが歌う
ワタシにはワカラナイ
ワカラナイことをワタシは歌う
「ありがとう」ハ ドンナ イミ?
>:身にしみてうれしい
「うれしい」ハ ドンナ キモチ?
…キモチって何?...ソレカラ…
壱果
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2500648とhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2844465を聞いてから随分経ちました。
改めて聞いてみて、やっぱり泣かされて、自分なりに補完してみようと思った結果です。
不都合があれば、削除します。
...【ココロ】勢いに乗ってssにしてみた。【ココロ・キセキ】
Co2