タグ「応募用」のついた投稿作品一覧(17)
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やさしい陽差し 注いだ今日は
昨日よりも 足取り軽くなるよ
小川から 流れてきた
瓶の中のビー玉 きらり 光り
閉じ込められた 瓶の外へと
広い世界 触れてみたいな
吹き荒ぶ嵐は少し 怖いけれど
わたしはきっと 磨かれてく
生姜のように 突き刺す味が
わたしに何かを 告げようとしてる...紅生姜
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泣きたいとき そばにいて
そっと支えて くれたメロディ
何でだろう 懐かしい
感じがした 知らないメロディ
冬の足音 今年も近づく
秋服のままの 恋心 風邪ひきそう
あなたが 好きで
あなたが 嫌いな
わたしが 嫌いだ
そんな時 流れた...知らないメロディ
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いつまでも 続くと思った
この暑さも 気がつけば 和らいで
少しずつ 過ごしやすくなった
なのになぜか ぼんやりと 1日が過ぎていく
もしかして 疲れてる?
現か夢か 区別もないほど
焼きついて離れない 思い出が
僕を縛るんだ
いつまでも 続くと思った
君との日々 気がつけば 遠くなって...あの夏を思い出したなら
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まっすぐ伸びている 未知のその先には
なりたかった自分 忘れてませんか?
曲がりくねっている 道のその先には
なれなかった自分 いくつも捨ててきた
どうせ私にはできない、とか
アイツは生まれつき天才、とか
日がな一日 僻み倒して
気が狂いそうだ
そうだ ニュートラルな私に ギアを入れて 立ち止まれ...ニュートラル
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待ちかねた 夏休み
お日様も 本気出して
ひと夏の マジックアワー
まぶしく かがやく
町はずれ 並木道
自転車も スピード上げて
潮風と 君の香り
近づく 少しずつ
裸足で はしゃぐ君と
限りない ブルーへと...限りないブルー
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夜の片隅 点々とまたたく
星を見つめて 転々と旅する
「何が欲しいの?」「...」いつだって
くすぶってんだ 昂ってんだ
言葉にならずに
望むものは何もない 今日の生命だけ
垂れ落ちる 甘い蜜を貪る
白と黒の鼠が 時間を喰らう
急がされて 焦らされて でも 許されないの?
夢見ることさえ...暁月閃光
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ざわつく心 なだめすかして
取り繕うのは もうやめにして
怒り 恐れ 悲しみ 渦を巻いて
空気に溶け切れず 姿現すの
目を背けることすら 赦されずに
必死に飲み込んで 笑みを浮かべるの
何に怯えて 何に震える?
目を閉じてたら わからなくなる
チャコールグレーの空を見つめて
深く息を吐いて...Deep Ripple
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騒々しい蝉声
いつかピタリと止んで
涼しい風吹き
抜けるような青空
ワードローブでくたびれてた
セーターがなぜだか似合ってしまう
くすんだオレンジ
街の木々に溶けていく
秋の静寂にため息ひとつ
すぐにあっけらかんと消えていく...秋の静寂(しじま)〜Autumn Silence〜
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裏切りと欺瞞に満ち満ちた世界
安らげる場所など何処にもないようだ
正直者がバカを見る世界
素顔を見せればたちまち餌食
1億のスパイが住む国
生きるためしょうがなく
ドミノマスク纏い
秘密を探り出す
ごった返す雑踏にメイクも剥がれる
安らげる場所は此処ではないみたい...The Spy
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ボロボロに破れた
地図を握りしめて
荒れた野原を駆けてく
突き付けられている
無数の刃たち
平気なフリして笑うの
誇りがあるから
走れ
屍を越えて
たとえ...RUN!
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まだ眠っているよ
もう昼過ぎなのに
♀「もう5分だけ…」
繰り返して
寝ぼけて絡みつく
少しゴツめの腕
♂「しょうがないな…」
でも許して♡
アチェレランドしていく
浮世シャットアウトし...エンドレスリープ
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フェンスの向こう ボール追いかける
真っ直ぐな目をした 君がいたよ
西日よりずっと きらめく君が
眩しすぎて瞳閉じた 夏の日のこと
喉の渇きすら 気にならないほど
澄み渡った 水で満たされてく
こぼれたため息 瞬く間に溶けて
甘みを帯びた 水になる
溢れる気持ちは シュワシュワ
サイダーみたいに は...片恋サイダー
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どうしてどうして
僕はこの世に生まれたの
今日も答え
見つけられず
駅のホームに滑り込む電車を
ぼんやり眺めるその瞳を
雪空に差し込んだ
光が突き刺す
リセットボタン一つで
全てやり直せたなら...祈り
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五月にきみと見上げた空は
いつもより青く見えた
それは些細な心の変化
きみには気付かない
きみから見えてたあの空は
どんな色していたのかな
夏が巡ってきても
きみを忘れないずっと
九月にきみと見つめた星は
いつからか姿消した...五月にきみと
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1,2,3(ワン・トゥー・スリー)でおはようさん
今日も元気にいってらっしゃい!
まだ眠い目 無理やりに こじ開けて
カーテン開けて 日差し浴びて 背伸びした
朝の匂い 鳥の声 パンの香り
わたしを作るすべてが輝き出す
カッコ悪いことばっかり
それでも挑み続けたい
心配ごと蹴っ飛ばして
足取り軽く進...空色ハンカチーフ
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意外と大きな背中に
後ろから抱きついて戯れ合ったり
涙こぼし眠れない夜は
私より泣いたり
それは夢のような日常で
当たり前のようにそこにあった
二人の日々
あなたがいて私がいた
離れていく背中が
この胸に焼き付いて腫れ上がったの...Still in love
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此処は 此処は何処? 僕は迷い込む
左も右も ぼーっと広がる 闇の中
君は 君は誰? 僕を惑わせる
本当も嘘も そう変わらない 街の中
僕は 僕は誰? 誰か教えてよ
生きるも死ぬも もう紙一重 檻の中
Who am I?